青いネクタイ ページ2
さっきのやりとりが嘘のように…
君はいつもの様にコーヒーを入れ、ソファで寝そべってる俺にマグカップを持ってくる。
マグカップを渡すと、君はキッチンで目玉焼きを焼き…蒸している間に洗濯機のスイッチをONした。
いつもの一連の君の行動を、君が入れた熱いコーヒーをすすりながら…
眺めるのが俺の日課(笑)
でも、こうしてのんびりしていると…必ず「ソンジェ支度して！」って怒られるのも日課ってわけで…
「怒られちった(笑)テヘ」なんて小さく呟いて腰をあげる。
クローゼットから、白いワイシャツを着てネクタイを選ぶ。
今日は、特別な一日。
誠実に見えるのは、青いネクタイだって＿＿＿この前ゴニルが俺に教えてくれたっけ・・・
青のストライプが入ったネクタイをチョイスして、首からぶら下げて歯ブラシを加えた。
「認めて…もらえるかな…」
口に含んだ、歯磨き粉と一緒に＿＿不安な気持ちも吐き出していた。
そう、今日は君の両親に挨拶に行く日。
さっきまで、そんなに緊張もしていなかったのに、鏡にうつる姿は＿＿＿
しっかりと緊張をしていたんだ。
それを、わかっているかのように…君は俺の側に来て、首からぶら下がってるネクタイを何も言わずにスルスルと結んでいく。
「このネクタイ素敵だね、ソンジェに凄く合ってる」
「誠実に見えるでしょ？」
「(笑)うん、誠実ね？」
「ゴニルのファンション情報(笑)」
それを聞いてクスクスを笑う君。いつの間にかネクタイも締め終わってて＿＿＿
「Aって、こんなにネクタイ締めるのうまいんだね。知らなかったよ」
「あのね…実は、家のお母さんがお父さんに何か大切な日がある日はこうして、ネクタイをしてあげてたんだ…だから、私もいつかそうしてあげたいなって」
「じゃ、きっと今日は上手くいくね」
「うん、きっと大丈夫」
君が結んでくれたネクタイが、俺を身の引き締める。
ふぅっと一息ついて…「じゃ、行きますか」
「うん」君の手が俺に重なる。
「あっ！そうだ」
何か言い忘れた君が発した言葉に＿＿＿ドキっとした。
「ホンギも…来るみたい」
「ホンギも？」
「うん…来ないほうが良かったかな？」
不安げな顔で俺を覗き込む。
「ううん。俺もさ、ホンギと話したかったから」
ホンギとは、あれから＿＿何度か連絡は来たけど…しばらく会っていなかったんだ。
ちゃんと、ホンギにも俺の気持ち伝えないとな＿＿＿
そして、Aの両親にも＿＿＿
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milky☆tea(プロフ) - しぽりんさん» しほちゃんコメントありがとうpqしほちゃんに、そう言ってもらえて本当幸せです(*^^*)これからも読んで貰えたら嬉しいなぁ^^ (2015年9月27日 19時) (
レス) id: afa26610c0 (このIDを非表示/違反報告)
しぽりん(プロフ) - みるくちゃん。すごく面白かったよ。まだまだ続きが読みたくなりました。 (2015年9月27日 13時) (レス) id: 27c2cc360d (このIDを非表示/違反報告)
すわん(プロフ) - milky☆teaさん» やった ☆ これからよろしくね !! (((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2015年1月16日 13時) (レス) id: 586fae90ea (このIDを非表示/違反報告)
milky☆tea(プロフ) - すわんさん» すわんちゃんあんにょん^^はぁーい、敬語なしで気軽に絡んでねん^^よろしくねっ！ (2015年1月16日 2時) (レス) id: afa26610c0 (このIDを非表示/違反報告)
すわん(プロフ) - milky☆teaさん» じゃあ、みるくちゃんにします !!!! 良かったら、敬語なしにしませんか？？ ☆ (2015年1月14日 23時) (レス) id: 586fae90ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milky☆tea | 作成日時：2014年10月24日 17時
