Destiny~Siwonの場合~ ６ ページ42
美味しい美味しいと
モリモリ食べる彼を見つめる。
時々、ん？と
上目遣いでコチラを確認して
モグモグしながら
ﾆｺﾘと微笑んだ
こんな人…
会った事もないし
見た事もない…。
でもどこか懐かしい気持ちにさせる……。
キリッと凛々しくあがる眉。
力強い大きな瞳。
通った鼻筋と。
ポテッとした唇。
誰かと似ているのか。
それとも、本当に彼に会っていたのか。
「そんなに見ないでよ」
照れたように
笑いながら、口元を拭く彼は
ごちそうさまでした。
って言うんだよね？日本は。
って少年の様に綺麗な瞳で
得意げな顔をして見せた。
「それで……俺のこと、思い出せた？」
「…ううん。」
今日で何回目かな
同じ言葉を繰り返される。
「そっか…」
眉を下げて
綺麗に平らげたｶﾚｰのお皿を見ると
彼は、ゆっくりと話し出した。
「A、韓国にいたでしょ？
君が近所に越してきて、たくさん遊んで
俺のあのころの思い出はA一色だった
出会ったと思ったら
すぐに去っていって
それ以来 君が夢に出るんだ。
いつも俺が追いかける、最後の日の思い出。」
私と…同じ夢？
「もしかして…私に指輪、渡した？」
「え？うん！！」
力なくあからさまに落ち込んだ表情が
一気に嬉しそうな表情に変わる。
そんな分かりやすい彼
「そっか。あれはｼｳｫﾝだったんだね。」
あの夢は
やっぱり何かのお告げだったのかな。
「私も最近、同じ夢を見てたの…」
なんだか嬉しくて
くすぐったい気持ち。
20年前なんて
忘れていくことの方が多いのに
お隣韓国でのお話だったのに
またあの時のように
彼の笑顔が私を安心させる。
気恥ずかしい気持ちを抑えるように
目の前のｱｲｽﾃｨｰをカラカラとかき混ぜる。
「…A」
不意に名前を呼ばれて
ｽﾄﾛｰを持つ手が
大きな手に包み込まれて、
驚いて
顔を上げれば
額に一瞬の柔らかい感触と
彼の眩しい笑顔があった。
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ぷーまにあ(プロフ) - 屋上に会議室...？ (2018年7月28日 22時) (
レス) id: fec477912b (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - きよらさん» コメントありがとうございますm(__)mコラボ作品楽しんでいただけて嬉しいです(*^^*)兄さんの続きもよろしくお願いします♪ (2016年10月27日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - きよらさん» ありがとうございます！皆さん素敵な作者さん方です。これからもよろしくお願いします！ (2016年10月26日 17時) (レス) id: 4bf2dc240e (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！なんとか完結しました。これからも頑張ります。 (2016年10月26日 17時) (レス) id: 4bf2dc240e (このIDを非表示/違反報告)
きよら(プロフ) - こちらのコラボ企画、すごいですね♪どのお話もとても楽しく読みました(#^^#)カントゥクペンなのでこれからも楽しみにしています♪兄さんのお話の続きも超気になる〜… (2016年10月26日 7時) (レス) id: 232f3e3d0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名： ゆきゅ☆まさ☆紫桜雲☆yumika0404☆ちぇ。☆向日葵☆凛音 x他3人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2016年10月19日 13時
