これが運命 ゆきゅ ページ35
「ちょ、俺からしたかったのに」
そう言ってヌナを見つめると
優しい顔をして笑っている。
ハァ…、負けた。
「……まぁ、これからキスは何度だって出来るし。」
「うん。いつでもいいよ」
そう、小声で言ったヌナ。
彼女の俯いてる姿に俺は嬉しさを感じる。
……照れてる(笑)
・
「ジョンス〜！！」
控え室で最後の確認をしていると俺の方に走ってきたユニ。
「こら、ユニ！邪魔しないの！
ジョンスも注意してよ」
「ユニ可愛いでちゅね〜よちよち」
「もう。またキスしてるし…(笑)
ジョンスはユニに甘過ぎるの。」
昔のように仕事に復帰したヌナ。
今日もヌナが俺達をイメージした素敵な花を持ってきてくれた。そして彼女は昔と同じようにステージに上がるギリギリまで隣にいてくれる。
「ハァ…」
ELFの前に立つ時ってどうしたこんなに緊張するのだろう。舞台裏に立つと手が震えてくる。デビュー当時からそれだけは変わらなくて。
これで大丈夫か、ELFを満足させる事が出来るか。メンバーの様子は大丈夫だろうか。
頭を巡る多くの感情。
「ジョンス、深呼吸よ」
誰よりも近い距離で勇気をくれる
完璧主義な俺にピッタリな彼女。
守りたい二人が出来ました。そう世間に公表して半年が経って、もちろんまだバッシングはあるけれど。付き合ってる段階から公表した事、そして俺の片想いだった事を知ったペン達。メンバーのフォローの元、なんとか上手く過ごしていけている。
「A」
決して普通の幸せを与えられないけれど。
「どんな時ももう悲しまないように。誰よりも近い場所で側にいるよ。二人を見守るから」
二つの羽を背負った俺に
ニコッと笑った彼女が頷いて。
「行ってらっしゃい。ジョンス」
、
、
きっと俺達は、悲しみを何かで上書きして今日も新しい色を塗っている。筆や描き方、キャンパスという土台となるものでさえそれぞれ異なるのかもしれない。
しかし、一つ共通点があるとするならば。それは全て土台となる物の上で成し得られるものだということ。
この胸にいつも感じる…
二人から与えられる優しくて温かいもの。
それこそが俺にとってのキャンパスだから、
俺はこの運命を信じよう。
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ぷーまにあ(プロフ) - 屋上に会議室...？ (2018年7月28日 22時) (
レス) id: fec477912b (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - きよらさん» コメントありがとうございますm(__)mコラボ作品楽しんでいただけて嬉しいです(*^^*)兄さんの続きもよろしくお願いします♪ (2016年10月27日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - きよらさん» ありがとうございます！皆さん素敵な作者さん方です。これからもよろしくお願いします！ (2016年10月26日 17時) (レス) id: 4bf2dc240e (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！なんとか完結しました。これからも頑張ります。 (2016年10月26日 17時) (レス) id: 4bf2dc240e (このIDを非表示/違反報告)
きよら(プロフ) - こちらのコラボ企画、すごいですね♪どのお話もとても楽しく読みました(#^^#)カントゥクペンなのでこれからも楽しみにしています♪兄さんのお話の続きも超気になる〜… (2016年10月26日 7時) (レス) id: 232f3e3d0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名： ゆきゅ☆まさ☆紫桜雲☆yumika0404☆ちぇ。☆向日葵☆凛音 x他3人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2016年10月19日 13時
