彼女の隣 ゆきゅ ページ29
時の流れにはどんな人間でも逆らえない。
たとえ どんなに愛おしい人でも
彼女は俺のものではない
それはもう覆す事なんて出来ない事実であり
物事の結果でもある。
もし、時の流れに逆らえる事が出来るならばここに俺はこうしていないはずだ。
まさか…ヌナの結婚式の司会をするなんて。
いくら愛する女性からの頼みだからといって作り笑いもそろそろ限界なのに。
会場中を包み込む祝いムードが
世界で一番の祝福の言葉であるおめでとうの一言が
胸をこんなにも締め付けるものだったなんて。
「「ジョンスの笑顔のおかげで笑えるわ」」
なんて言ってくれた君はもう奥さんで。
その隣に居れない惨めな自分の拳を握りしめる。
そして仕事で培った顔で作り笑いを繰り返した。
ただガムシャラに、、、
「疲れた…」
ドサッと力なく倒れたベッドの上で彼女との今までを思い出す。
出会った日、俺に与えてくれた言葉、彼女の優しさに包まれた日々…あんなに泣いた夜は生まれて初めてだった。
あの日から時は流れ数年が経って 彼女には普通の家庭のように子供が出来たらしい。誰がどう見ても順風満帆な生活を送っているように見えた。もちろん俺もそう思っていた。
ただそれは表だけの話だったなんて知らなかった。
いや、知るはずもなかった。
彼女はいつだって手の届かない存在
それを胸に刻んでいく毎日が俺にとっては過ぎただけで、忘れようと思えば思うほど事は上手くいかなかった。
そして
「久しぶり、ジョンス」
突然。
俺の目の前に現れた彼女。
昔と全く変わらないトーンで
左手に小さな子供を連れて昔と同じ微笑み。
今も………
高鳴る胸
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ぷーまにあ(プロフ) - 屋上に会議室...？ (2018年7月28日 22時) (
レス) id: fec477912b (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - きよらさん» コメントありがとうございますm(__)mコラボ作品楽しんでいただけて嬉しいです(*^^*)兄さんの続きもよろしくお願いします♪ (2016年10月27日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - きよらさん» ありがとうございます！皆さん素敵な作者さん方です。これからもよろしくお願いします！ (2016年10月26日 17時) (レス) id: 4bf2dc240e (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！なんとか完結しました。これからも頑張ります。 (2016年10月26日 17時) (レス) id: 4bf2dc240e (このIDを非表示/違反報告)
きよら(プロフ) - こちらのコラボ企画、すごいですね♪どのお話もとても楽しく読みました(#^^#)カントゥクペンなのでこれからも楽しみにしています♪兄さんのお話の続きも超気になる〜… (2016年10月26日 7時) (レス) id: 232f3e3d0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名： ゆきゅ☆まさ☆紫桜雲☆yumika0404☆ちぇ。☆向日葵☆凛音 x他3人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2016年10月19日 13時
