Love That I Need feat...Destiny -ウニョク‐�� ページ26
その手紙は、あの日の謝罪と感謝の言葉が綴られていて。
店長から、彼女がずっと俺の来店を待っていたと聞かされた。
EH『何があったのか、聞かせてもらえませんか？』
その手紙に目線を落としたまま、俺は店長にそんな言葉を発していた。
店長は驚いた後、少し怪訝な表情をしたけど。俺と目が合うと、少し考えた後ゆっくり話し始めた。
結婚を約束した彼の浮気。それも、自分が紹介した親友と。
彼女は彼との結婚を夢見て、日本での生活を捨て、単身で韓国に来たのに。
そこで、突きつけられたのは信じていた親友と彼の裏切り。
俺は、何も言えなかった。彼女は、あの日衝撃的な経験をしていたのだ。
でも、彼女はあれから休むこと無く、バイトに来ているという。
そして、店長にこんな言葉を預けていた。
『私のせいで、ウニョクさんの好きな場所が無くなってしまったら悲しいです。どうか、カフェに来てくれたらこれを渡してください。そして、また通ってくださいと伝えてください。美味しいココアご馳走しますと。』
その言葉で、俺は彼女への気持ちを確信した。きっかけは、何だったか分からないけど。
俺は、彼女のことをもっと知りたい…そう思った。
その夜、彼女が出勤すると店長に聞いて。俺は時間を作って、カフェを訪れた。
昼間に同じ場所に来たはずなのに、カフェの扉がとても重く感じて。
溜息とは違う、決意を抱いて気合を入れるために息を吐いて、その扉に手をかけた。
でも俺が扉を開く前に、その扉は内側から開けられて。
『いらっしゃいませ。』
目の前には、今まで幾度となく見てきた彼女の笑顔がそこにあった。
EH『ははっ。いらっしゃいました。』
思わず、急な彼女との対面で、顔が赤くなるのが分かって。
バレるのが嫌で、手で顔を覆っていた。
それから、俺は時間を見つけて、今まで以上にカフェに足を運んで。
その度に、彼女と沢山の話をした。
Aのことを一つ知っていくたびに、俺はAのことを好きになった。
俺達２人、似てるところもあれば、正反対のところもあって。
それを知る度、２人で笑い合った。
俺達が付き合い始めるまで、時間はそう長くかからなかった。
俺が気持ちを打ち明けた時、Aは驚いていたけど…溢れる涙を止めることもなく、頷いてくれたから。
俺の中のAの泣き顔の記憶を、笑顔に塗り替えて…
それからの日々は、全て上手くいく気がしたんだ。
Love That I Need feat...Destiny -ウニョク‐�喉�←Love That I Need feat...Destiny -ウニョク‐��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 375人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぷーまにあ(プロフ) - 屋上に会議室...？ (2018年7月28日 22時) (
レス) id: fec477912b (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - きよらさん» コメントありがとうございますm(__)mコラボ作品楽しんでいただけて嬉しいです(*^^*)兄さんの続きもよろしくお願いします♪ (2016年10月27日 8時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - きよらさん» ありがとうございます！皆さん素敵な作者さん方です。これからもよろしくお願いします！ (2016年10月26日 17時) (レス) id: 4bf2dc240e (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！なんとか完結しました。これからも頑張ります。 (2016年10月26日 17時) (レス) id: 4bf2dc240e (このIDを非表示/違反報告)
きよら(プロフ) - こちらのコラボ企画、すごいですね♪どのお話もとても楽しく読みました(#^^#)カントゥクペンなのでこれからも楽しみにしています♪兄さんのお話の続きも超気になる〜… (2016年10月26日 7時) (レス) id: 232f3e3d0c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名： ゆきゅ☆まさ☆紫桜雲☆yumika0404☆ちぇ。☆向日葵☆凛音 x他3人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2016年10月19日 13時
