悪かった。 ページ8
ピンポン、と控えめに鳴ったインターホンの音で目が覚めた。
ノロノロと起き上がると、頭が鈍く痛む。
あぁ、昨日飲みすぎたんだった。
働かない頭でぼんやりと考え始める。
ヤケになってお酒を飲んで、
気付いたらヒチョルさんにキスをされていて。
それから、ドンへに甘えた。
アルコールのせいか断片的にしか思い出せなかったが、
これで十分重要な所は思い出せたハズ。
どうせ記憶をなくすなら、
ソナさんを想う2人の背中のほうを忘れられればよかったのに。
一人で自嘲気味に笑うと、もう一度インターホンが鳴った。
慌てて手ぐしで寝癖を直し、ドアを開けると
そこにいたのはキュヒョンだった。
「昨日だいぶ飲んでたみたいだから、二日酔いじゃないかと思って」
とミネラルウォーターと薬が入った袋を私に手渡す。
「ありがと。頭痛くて死にそう」
げっそりして言うと、
キュヒョンは苦笑いをした。
「・・・昨日、悪かった」
長い沈黙の後、ようやく彼が話し始める。
「なにが？」
意地悪でもなんでもなく、
彼が何に対して謝っているのか本当にわからなかった。
私を放って、ソナさんの所へ行ったこと？
それとも、あの場で2人の付き合いを公表したこと？
心当たりが多くて、
なんて返事をしたらいいのかわからない。
大体、謝ってもらう理由なんかない。
私とキュヒョンは確かに付き合っているけど、
私はドンへが好きで、
キュヒョンはソナさんが好き。
お互い納得して付き合い始めたのだから、
キュヒョンがソナさんの所へ行ってしまっても、
傷付きはしたけど、それを責める道理はない。
2人の関係をメンバーに言うことだって、
一度私が了承したのだから、あとはキュヒョンのタイミングで
公表してくれればいい。
２つの行動で私が傷付いている、と思っているキュヒョンと、
その通り傷付いてしまった私の心は見ないフリをして、
彼に明るく話しかけた。
「私こそごめんね。楽しくて飲み過ぎちゃった」
ありがたく頂きます、とキュヒョンがくれた袋を持ち上げる。
「ご飯食べれそう？
連れて来いってヒョン達がうるさくて」
呆れた顔で話すキュヒョンの顔は
もういつものブラックマンネの顔に戻っていて、
いつも通りだ、と安心した。
「うーん、あんまり食べたくないけど、少し顔を出すくらいなら。
ヒチョルオッパに、昨日の文句も言ってやらなきゃ」
おどけて笑う私に、
キュヒョンもつられて笑ってくれた。
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愛翔(プロフ) - 頑張ってください( *｀ω´)0 (2012年10月17日 16時) (
レス) id: 2d5de63572 (このIDを非表示/違反報告)
影菜(プロフ) - ｷﾞｭーｷﾞｭーｷﾞｭーｷﾞｭー、ドンヘードンヘーあぁ…！悲しくて切なくて甘い！愛おしいぞｳﾆｮｶﾞー(笑) (2012年10月16日 20時) (携帯から) (レス) id: 0b726d4c31 (このIDを非表示/違反報告)
かぼちゃ - あぁ〜〜続きが気になる！！更新頑張ってください♪ (2012年10月16日 19時) (レス) id: 0605c3676b (このIDを非表示/違反報告)
ぱぼ♪ - キュヒョンとつぃに結ばれたぁ♪ドンヘもキュヒョンもかっこよすぎｯ★+応援してますo(^-^)oふぁいてぃん！！！ (2012年10月16日 19時) (携帯から) (レス) id: 6f4df6f9cd (このIDを非表示/違反報告)
はちゃ(プロフ) - よかった…・゜・(つД｀)・゜・やっと素直になれて♪きゅんきゅんしっぱなしでした(//∇//)このあとは？ρ( ^ｏ^)b_♪♪楽しみです!! (2012年10月16日 7時) (レス) id: 5cc424498c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2012年10月10日 22時
