サプライズ ページ48
それからしばらくして、キュヒョンが帰ってきた。
私はヒチョルさんの指示でキッチンに隠れ、
キュヒョンの様子をクスクスと見守っていた。
帰ってきた彼はなんだか不機嫌なまま部屋に入り、
同時に私の携帯が着信を知らせる。
出ないで、となぜか一緒に隠れているリョウクが合図する。
電話は一度切れた後、すぐにもう一度かかってきて、
耳元に携帯電話を当てたキュヒョンが部屋から出てきた。
〜♪
鳴り響く着信音に、
ハッと気が付いてキョロキョロと周りを見渡す彼に、
もう耐えられない、と初めにリョウクが吹き出し、
続いて私も耐えきれず笑い出してしまった。
「なにしてんの！？」
珍しく見るキュヒョンの慌てた姿に、ますます笑いがこみ上げる。
「誰かさんがいっくら言っても呼ばないから、連れてきちゃった」
ヒチョルさんがおどけたように話すと、
キュヒョンは苦虫を噛み潰したような表情で頭をガリガリとかいた。
「いやー、Aちゃんのおかげで、いいもの見れたよ！」
リョウクと私が作った夕ご飯を食べながら、
ソンミンさんが心底楽しそうな声を出す。
「来てるならそう言ってくれたらよかったのに・・・」
「だってそれじゃ面白くないもんねー」
ねーっ、とソンミンさんは私に向かって愛敬を振りまく。
「ごめんね？
でも、久しぶりに会えたから嬉しい」
嬉しさを隠せず素直にそう言うと、
キュヒョンの耳が少し赤くなったのがわかる。
「ねぇねぇAちゃん、これ飲もう！」
とソンミンさんがどこからかワインを持ってくる。
「お！いいな！
A、飲んでけ飲んでけ！！」
と早速ヒチョルさんが乗り気になる。
「ダメです。ヒョン達は明日も仕事でしょ？」
反対するマンネに、ぶうぶう言うヒョン達。
楽しい光景に、私はずっと笑っていた。
「ただいまー」
とそこへ、ドンヘが帰ってきた。
「お帰りなさい」
玄関まで行って出迎えると、
「あれ！？A来てたの？」
と嬉しそうに声を上げる。
まったく元通りとはいかないけど、
ドンヘと私は前のような、仲の良い、家族のように遠慮のない関係に戻ることができていた。
「ヒョン！」
私にハグしようとするドンヘの首根っこをつかんで
すんでのところでハグを阻止するキュヒョン。
「Aも嫌がって！！」
と怒りがこちらにも向き、
はーい、と首をすくめて返事をする。
そして、またみんなでテーブルに着き、ソンミンさんが持ってきてくれたワインを頂いた。
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愛翔(プロフ) - 頑張ってください( *｀ω´)0 (2012年10月17日 16時) (
レス) id: 2d5de63572 (このIDを非表示/違反報告)
影菜(プロフ) - ｷﾞｭーｷﾞｭーｷﾞｭーｷﾞｭー、ドンヘードンヘーあぁ…！悲しくて切なくて甘い！愛おしいぞｳﾆｮｶﾞー(笑) (2012年10月16日 20時) (携帯から) (レス) id: 0b726d4c31 (このIDを非表示/違反報告)
かぼちゃ - あぁ〜〜続きが気になる！！更新頑張ってください♪ (2012年10月16日 19時) (レス) id: 0605c3676b (このIDを非表示/違反報告)
ぱぼ♪ - キュヒョンとつぃに結ばれたぁ♪ドンヘもキュヒョンもかっこよすぎｯ★+応援してますo(^-^)oふぁいてぃん！！！ (2012年10月16日 19時) (携帯から) (レス) id: 6f4df6f9cd (このIDを非表示/違反報告)
はちゃ(プロフ) - よかった…・゜・(つД｀)・゜・やっと素直になれて♪きゅんきゅんしっぱなしでした(//∇//)このあとは？ρ( ^ｏ^)b_♪♪楽しみです!! (2012年10月16日 7時) (レス) id: 5cc424498c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2012年10月10日 22時
