離れるなんて、 ページ45
「ねぇ、いつから？」
疲れ果て半分眠りそうな私の髪を撫でながら、
いつから俺のこと好きだった？、と微笑みながらキュヒョンが問いかける。
「・・・わかんない」
「わかんない？」
私の言葉を繰り返す彼はちょっと不満気で、
あまりの可愛さに笑いがこみ上げてくる。
「わかんない、けど。
一緒に寝た時はドキドキしたし、キュヒョンがソナさんのとこに行っちゃった時は
・・・・・・悲しかった」
本音を打ち明けるのが恥ずかしくて、
キュヒョンの胸元に身を寄せると、
ギュッと抱き締められる。
「・・・ごめん」
「ねぇ、キュヒョナは？
いつから、私のこと好きだったの？」
顔を上げてそう言うと、
彼はしかめ面をして、観念したように話し始めた。
「好きだったよ。
Aが、ドンヘヒョンを好きだった時から。
ずっと目が離せなかった・・」
話していくうちに彼の耳はどんどん赤くなっていき、
ジッと見つめていることに気付いたのか彼の長い指が私の目を覆う。
「好きだよ、A。俺だけのものになって」
と彼の顔が近付いてくる気配がした。
「私も好き。キュヒョナだけが大好き」
ーそう言って初めて私から彼に口付けた。
「そういえば、遠くに行くってなんなの」
優しいキスの後、思い出したように起き上がり、真面目な顔をするキュヒョン。
彼の真剣な表情に、
隠せない、と観念して異動の話を告げた。
「・・・でも、断ろうと思ってる」
と告げようとした瞬間、
痛いほど抱き締められる。
「ダメ」
絞り出すような彼の声に、また胸が高鳴る。
「離れるなんて、許さない。
・・・ずっとそばにいて」
あぁ、この人はなんて、
私の心をくすぐるのがうまいのか。
キュヒョンのふわふわの髪を撫でながら、
行かないよ、と告げると、
彼は脱力して、真剣な顔から今度は仏頂面になる。
「大体、そんな話をヒョンから聞く俺の気にもなってよ」
「ドンヘが言ってたの？」
まだ行くとは言ってなかったのに、と続けると、
キュヒョンは目を丸くして驚き、
悔しそうにガシガシと頭をかいた。
「くそっ、やられた！」
宿舎に帰ってドンヘが言っていたことを聞いて、
ドンヘがキュヒョンの背中を押してくれたんだ、と気付く。
「まさかこの俺がヒョンに騙されるなんて・・・」
とぶつぶつと文句を言っているキュヒョンをなだめ、
今度、お礼に行かなきゃね、と笑うと、彼は
「しばらくからかわれそう・・・」
とまたふてくされてしまった。
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愛翔(プロフ) - 頑張ってください( *｀ω´)0 (2012年10月17日 16時) (
レス) id: 2d5de63572 (このIDを非表示/違反報告)
影菜(プロフ) - ｷﾞｭーｷﾞｭーｷﾞｭーｷﾞｭー、ドンヘードンヘーあぁ…！悲しくて切なくて甘い！愛おしいぞｳﾆｮｶﾞー(笑) (2012年10月16日 20時) (携帯から) (レス) id: 0b726d4c31 (このIDを非表示/違反報告)
かぼちゃ - あぁ〜〜続きが気になる！！更新頑張ってください♪ (2012年10月16日 19時) (レス) id: 0605c3676b (このIDを非表示/違反報告)
ぱぼ♪ - キュヒョンとつぃに結ばれたぁ♪ドンヘもキュヒョンもかっこよすぎｯ★+応援してますo(^-^)oふぁいてぃん！！！ (2012年10月16日 19時) (携帯から) (レス) id: 6f4df6f9cd (このIDを非表示/違反報告)
はちゃ(プロフ) - よかった…・゜・(つД｀)・゜・やっと素直になれて♪きゅんきゅんしっぱなしでした(//∇//)このあとは？ρ( ^ｏ^)b_♪♪楽しみです!! (2012年10月16日 7時) (レス) id: 5cc424498c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2012年10月10日 22時
