看病 ページ19
メンバー全員が打ち合わせに参加している、
と情報が出ていたからか、
幸いファンもいなく、すんなりと中に入ることができた。
インターホンを押してドンへにドアを開けてもらうと、
ドンへは昼間よりもずっと体調が悪そうで、
早めに薬を渡さなかったことに少し胸が痛む。
「来てくれてありがと・・」
と力なく笑う彼に、
ちゃんと寝てて、と答えて着替えや食事の準備、
合間にはメンバーが帰ってきた時に食べれる夜食の支度を始めた。
「ドンへ、ご飯できたけど少しは食べれそう？
食べたら、薬飲もう」
コンコン、とノックして入ると、
ドンへはベッドに入り、眠っていた。
苦しいのか眉間にシワを寄せ、汗をかいている。
熱は、とおでこに手を当てると
うっすらと目が開いた。
「ごめん、起こしちゃったね。
ご飯、食べれそう？」
ドンへの背中を抑えて、身体を起こすのを手伝う。
「Aの"オカユ"、久しぶりだ・・」
嬉しそうに笑うと、ドンへは
あーん、と口を開けた。
「ちょっと、元気なら自分で食べてよ」
仕方なく彼の口にスプーンを運ぶ。
「ごめん、もういい・・・」
やはり食欲がない様子で、ドンへは半分ほど食べた後、
申し訳なさそうに私に謝った。
「お鍋にまだあるから、食べる時温めてもらってね」
と言って薬を手渡し、
片付けをするために部屋を出ようとすると、腕を掴まれた。
「・・・帰るの？」
眉を八の字に下げた、
大好きだったあの表情。
熱のせいか、いつもよりずっと目が潤んでいる。
「片付けてくるだけだよ。
大丈夫、みんなが帰ってくるまでいるから」
「もうちょっと・・・ここにいて？」
そう言われて、仕方ないなぁ、と寝付くまでベッドの横に座り、
胸の当たりをポンポンと叩いて眠るのを促す。
「なぁ、昔のこと覚えてる？」
目を閉じたままドンへが話し始める。
「昔のこと？」
「毎年、こうやって看病してくれたよな」
「ドンへが毎年風邪ひくからでしょ！
そろそろちゃんと予防してよね！」
と冗談めいて言うと、急に手を握られた。
「眠るまででいいから、こうしてて・・・」
私は、ドンへの甘えに弱い。
八の字に下がる眉も
ふにゃっ、と笑った時に下がる目尻。
無意識に出される甘い声に、
小首を傾げるその仕草。
無防備に私に甘えるドンへを見ながら、なぜかそんなことを思った。
手を繋がれたままベッドにもたれ、
いつの間にか私も夢の中へと落ちて行った。
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愛翔(プロフ) - 頑張ってください( *｀ω´)0 (2012年10月17日 16時) (
レス) id: 2d5de63572 (このIDを非表示/違反報告)
影菜(プロフ) - ｷﾞｭーｷﾞｭーｷﾞｭーｷﾞｭー、ドンヘードンヘーあぁ…！悲しくて切なくて甘い！愛おしいぞｳﾆｮｶﾞー(笑) (2012年10月16日 20時) (携帯から) (レス) id: 0b726d4c31 (このIDを非表示/違反報告)
かぼちゃ - あぁ〜〜続きが気になる！！更新頑張ってください♪ (2012年10月16日 19時) (レス) id: 0605c3676b (このIDを非表示/違反報告)
ぱぼ♪ - キュヒョンとつぃに結ばれたぁ♪ドンヘもキュヒョンもかっこよすぎｯ★+応援してますo(^-^)oふぁいてぃん！！！ (2012年10月16日 19時) (携帯から) (レス) id: 6f4df6f9cd (このIDを非表示/違反報告)
はちゃ(プロフ) - よかった…・゜・(つД｀)・゜・やっと素直になれて♪きゅんきゅんしっぱなしでした(//∇//)このあとは？ρ( ^ｏ^)b_♪♪楽しみです!! (2012年10月16日 7時) (レス) id: 5cc424498c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2012年10月10日 22時
