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54話 ページ38

「気付いていたのか?」

「異能組織が朝から大騒ぎしてるんだ、地球の反対側にだって情報は届く」

「俺達は街に爆弾を仕掛けた奴を探している」


そしてそいつが過去に大規模な爆弾事件を起こしていると思われること、爆発した時の特徴を伝えると、首を縦に振る諜報員。

心当たりがあるようだ。


「アラムタだろう」


アラムタが扱う爆弾の材料は安価で簡単に手に入れられるもの、それでいて殺傷能力は恐ろしく高い。


「アラムタは何処にいる?」

「2日前から行方不明だ」


糞、まずはアラムタ探しからか。


「それで、この情報の対価は何かな?スパイさん」


太宰は含み笑いで問うた。Aは太宰とくっついてはいるが、その視線はまっすぐ諜報員に向けられている。全てを見透かしているような、彼女が時々見せる目だった。


「何も。異国の民とはいえ、何百人もの死を見過ごすわけにはいかない」

『そうですかぁ?』

「信じないよ」


太宰とAは全く信じていないようだ。


「……アラムタを捕まえたら、公安ではなく俺達に渡せ。情報を吐かせたい」

「公安に渡さずだと?奴が事件の犯人なら、日本の公安と共に調査をするべきだろう」

「それはね国木田君、彼らは情報を得るため、爆弾魔を拷問するつもりなのだよ。それこそ国際法で禁止されているほどキツイやつをね」

『最初から素直にそう言えばいいんですよ〜』


Aは笑顔のまま。こいつは何を知っている?


期限まであと2時間。


1度探偵社に戻ろうとした時、吉報が入った。


その報せを聞いた時、俺は確信した。爆弾は解除出来る、と。


ーーーーーーーーーーーーーー
夢主がほとんど喋ってない……どうしよう^^;

迷ヰ犬怪奇譚、土日11連1回無料ですよ!敦君&太宰さん欲しい……

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 太宰治 , 国木田独歩   
作品ジャンル:アニメ
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きの(プロフ) - そうでしたか…教えて下さり有難う御座います。此れからも更新頑張って下さい (2018年10月1日 8時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)
風寧 - S&Gさん» 読んでいただいてありがとうございます。申し訳ありませんが、やつがれちゃんの方は諸事情により公開を一旦やめておりまして……すみません (2018年10月1日 0時) (レス) id: 19604f2ea5 (このIDを非表示/違反報告)
風寧 - きのさん» 読んでいただいてありがとうございます。申し訳ありませんが、やつがれちゃんの方は諸事情により公開を一旦やめておりまして……すみません (2018年10月1日 0時) (レス) id: 19604f2ea5 (このIDを非表示/違反報告)
S&G(プロフ) - やつがれちゃんちの末っ子も読ませていただいています。パスワードがかかっているので教えていたけませんでしょうか (2018年9月22日 15時) (レス) id: 176a693eed (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - やつがれちゃんちの末っ子の方も読ませて貰ってます!何方もとても面白いです!此れは私情なのですが やつがれちゃんちの末っ子の方のパスワードがわからないので教えて頂けないでしょうか?此れからも更新頑張ってください! (2018年9月22日 0時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風寧 | 作成日時:2018年5月7日 22時

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