43話 ページ26
「すみません、力になれなくて……」
医務室で佐々城女史は俯いていた。
「私は元来身体が弱く、貧血で倒れることもあるのです。事件の日もそれで……」
成程、それでは犯人も手口も判らんわな。
「昨日は本当にありがとうございました。あの時助けて頂かなければ、私の命はございませんでした……それにその、昨日はご邸宅にお泊め頂きまして」
ん?
「泊めた?何処に?」
「うち」
太宰がしれっと答える。
……そういうのありなのか?
……いやでも太宰にはAという奴が……昨日?昨日は確か、Aがうちに来て泊めてくれと……はあ!?
「太宰様、その、ありがとうございました」
何故か頬を赤らめて言う佐々城女史。
「おい太宰、いくら何でもそれは」
「いえ、私からお願いしたのです。その……是非にと」
……は?
Aをちらりと見る。別に怒った様子もなく、普通だった。
「おいA。お前の恋人が目の前で浮気をしているぞ。聞いているのかA」
『聞いてますよ。それにあれは浮気じゃありません』
いやどう見たってあれは!
佐々城女史が頬を染めているあたり、その……あれに決まっているではないか!
ふん、俺は軽過ぎる恋愛は好まん。
だから太宰如きがいくらモテたって羨ましくなんかない。決して、羨ましくなんかないぞ。
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迷ヰ犬怪奇譚のDEAD APPLEのイベントやばいですね!
16歳中也可愛すぎか!!
運営様、ありがとう。
ストーリーも「あーそこに繋がるのか!」という感じの終わり方で、もう1回映画が見たくなりました笑
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きの(プロフ) - そうでしたか…教えて下さり有難う御座います。此れからも更新頑張って下さい (2018年10月1日 8時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)
風寧 - S&Gさん» 読んでいただいてありがとうございます。申し訳ありませんが、やつがれちゃんの方は諸事情により公開を一旦やめておりまして……すみません (2018年10月1日 0時) (レス) id: 19604f2ea5 (このIDを非表示/違反報告)
風寧 - きのさん» 読んでいただいてありがとうございます。申し訳ありませんが、やつがれちゃんの方は諸事情により公開を一旦やめておりまして……すみません (2018年10月1日 0時) (レス) id: 19604f2ea5 (このIDを非表示/違反報告)
S&G(プロフ) - やつがれちゃんちの末っ子も読ませていただいています。パスワードがかかっているので教えていたけませんでしょうか (2018年9月22日 15時) (レス) id: 176a693eed (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - やつがれちゃんちの末っ子の方も読ませて貰ってます!何方もとても面白いです!此れは私情なのですが やつがれちゃんちの末っ子の方のパスワードがわからないので教えて頂けないでしょうか?此れからも更新頑張ってください! (2018年9月22日 0時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風寧 | 作成日時:2018年5月7日 22時