検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:29,272 hit

3 ページ3

.




最後のホームルームが終わった。


各々仲の良い友達と集まったり、教室を飛び出して行く生徒もいる。

彼は後者だ。


教室を出て行こうとする彼を追いかける。


『しげ!』

咄嗟に彼の腕を掴んだ。


「ん、どした?」

突然のことに驚いたのか、表情が少し強ばっている。


『ちょっと時間貰えん?』


(しげ行くで!)


声のしたほうを2人同時に見た。



『…ええよ、行って』

「教室で待っといてや」

『わかった』


完全に断られるかと思いきや、最後に話す時間をくれたことにホッとした。


わかったと言ってしまったけど、しばらくすると迎えが来て

「A行こう!」


部活動の最後の集まりに行かなければならなかった。

しげにその旨をラインで伝え、部室へと向かう。



扉を開けると黒板にたくさんのメッセージが書かれていた。

プレゼントを貰い、後輩との別れを惜しんでいる。


そんな中みんなの輪から外れ、窓枠に身を委ねた。

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (174 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
111人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゅー(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます!なんと!そのように言っていただけて嬉しいです(;_;)最後まで読んでいただきありがとうございました! (2018年3月10日 22時) (レス) id: efa7cba980 (このIDを非表示/違反報告)
ゅー(プロフ) - 宙さん» コメントありがとうございます!先生のくだりを突っ込んでいただけて嬉しいです(笑)最後まで読んでいただきありがとうございました(*^^*) (2018年3月10日 22時) (レス) id: efa7cba980 (このIDを非表示/違反報告)
はる - なんか涙が溢れました(・・、)すごくいいお話をありがとうございます! (2018年3月10日 16時) (レス) id: ba926d0a9d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 様子が細かくて、読んでてドキドキしましたー!胸キュンからの先生のくだり!爆笑 (2018年3月10日 15時) (レス) id: 3bdae14771 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゅー | 作成日時:2018年3月10日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。