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最後のホームルームが終わった。
各々仲の良い友達と集まったり、教室を飛び出して行く生徒もいる。
彼は後者だ。
教室を出て行こうとする彼を追いかける。
『しげ!』
咄嗟に彼の腕を掴んだ。
「ん、どした?」
突然のことに驚いたのか、表情が少し強ばっている。
『ちょっと時間貰えん?』
(しげ行くで!)
声のしたほうを2人同時に見た。
『…ええよ、行って』
「教室で待っといてや」
『わかった』
完全に断られるかと思いきや、最後に話す時間をくれたことにホッとした。
わかったと言ってしまったけど、しばらくすると迎えが来て
「A行こう!」
部活動の最後の集まりに行かなければならなかった。
しげにその旨をラインで伝え、部室へと向かう。
扉を開けると黒板にたくさんのメッセージが書かれていた。
プレゼントを貰い、後輩との別れを惜しんでいる。
そんな中みんなの輪から外れ、窓枠に身を委ねた。
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ゅー(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます!なんと!そのように言っていただけて嬉しいです(;_;)最後まで読んでいただきありがとうございました! (2018年3月10日 22時) (レス) id: efa7cba980 (このIDを非表示/違反報告)
ゅー(プロフ) - 宙さん» コメントありがとうございます!先生のくだりを突っ込んでいただけて嬉しいです(笑)最後まで読んでいただきありがとうございました(*^^*) (2018年3月10日 22時) (レス) id: efa7cba980 (このIDを非表示/違反報告)
はる - なんか涙が溢れました(・・、)すごくいいお話をありがとうございます! (2018年3月10日 16時) (レス) id: ba926d0a9d (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - 様子が細かくて、読んでてドキドキしましたー!胸キュンからの先生のくだり!爆笑 (2018年3月10日 15時) (レス) id: 3bdae14771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゅー | 作成日時:2018年3月10日 0時