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私が提案した訳じゃないにせよ、
『…ひょんに可愛いって言って貰えたら嬉しいなって思ってたのに』
「腹立つ」
『……じゃあもういいもん』
「可愛すぎて腹立つ」
『え、』
絶対クプスひょんに文句言おう、なんて思いながらリビングを去ろうとすれば、いつの間に目の前に現れたひょんと目が合う。
「可愛いに決まってんだろ。可愛くないわけない、ほんと腹立つ。いつからそんな可愛くなったんだよ。俺がイラつくの分かっててこの格好させたクプスが一番腹立つ」
………これは褒められてるのか、なんなのか。
なんて言うのが正解なのか分からなくて黙ってたら、目の前の人は腕を広げてハグの合図。
「ごめん、おっぱが悪かった」
『、あ、いや』
「でも可愛い格好は俺の前だけにして」
『…ひょんそんなこと言う人だっけ、?』
手をバタバタさせて催促してくるからハグをしながらそう問いかけたら、耳元で、んははと笑う声。
「おっぱ、最近余裕ないから気をつけて」
『なんの余裕?』
「俺の天使に関する余裕」
『…なにそれ?』
「知らなくていいよ」
これ明日、ひょん達になんて言えばいいんだろう。
はにひょん、怒ってたって言ったらあれだし…結果的にはなんか怒ってないし……褒めてくれた、だけでいいのかな。
「あともう1回ちゃんと言うと」
『うん』
「めっちゃ可愛い、大好き」
『…ありがとうございます、』
いずれにせよ、この言葉は少し…私だけの中にしまっておきたい。
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作者名:風 | 作成日時:2022年3月4日 0時