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『ウォヌも好き?』
「アホか」
『太ももと二の腕』
「マジで女子として俺に認識されたかったら黙れ」
『別に今更いいけど』
「じゃあ俺がAを女の子として認識したいから黙れ」
『……ウォヌそんなこと言えるんだ、感動』
「俺をなんだと思ってんだよ」
いつもは散々な言われようだから…まぁそれはお互い様としても。
ちょっと女の子扱いされると嬉しいもんだ、へっへっへ。
「俺ちゃんと女の子だって分かってるけど」
『いや嘘嘘』
「じゃなきゃ今コンビニに向かって一緒に歩いてないでしょ」
『まぁそれはそう……なの…か?』
「でも俺が急に女の子扱いしたら気まずいじゃん」
『それは本当に今後も永遠にやめていただきたい』
私にガールとして接してくるウォヌなんてウォヌじゃない。
ていうかそもそも。
『…急に何の話?』
「太ももと二の腕の話」
『あーそうだ!で、ウォヌも好き?』
「お前、今の話聞いてた?」
『…?なにが?』
「マジでさ……もうどうでもいいけど、男が好きなのは好きな人が自分だけに見せる露出でしょうよ」
『よく分かんないな』
ハニおっぱと話してた時はお酒入ってたから楽しくなって色々聞いた気がするけど、今はなんか…へぇって感じ。
「あんなに興味持っといてそれ?」
『もういいや』
「マイペースすぎだろ」
『お互いにね』
隣のメガネをしたキツネさんと私の関係性を表すのなら、敵か腐れ縁。
「あとAは絶対に俺以外の前で露出禁止」
『おーけい、わかったー』
「……お前マジでさっきの俺との会話覚えてねぇな?」
でも世界で一番、なんだかんだ私を気にかけてくれる人。
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作者名:風 | 作成日時:2022年3月3日 22時