16-10 ﾎﾜｲﾄﾃﾞｰ その34 ページ10
■ 10：45PM ■ Yoona @ Yoonaﾏﾝｼｮﾝ
緊張のあまり指が震えそうになる
ﾕﾅ「ﾋﾁｮﾙさんと・・・一緒だったの」
ﾄﾞﾝﾍ［え？］
ﾕﾅ「ちゃんと話すから、聞いて？」
しばらく何も返答がなかった
ﾕﾅ「ﾄﾞﾝﾍ？］
ﾄﾞﾝﾍ［・・・わかった・・・聞くから・・・話して］
電話から聞こえる声のﾄｰﾝがいつもと違う事に不安になりながら、私は順を追ってﾄﾞﾝﾍに話をした
Aちゃんの家から帰る途中で偶然会った事、ﾋﾁｮﾙさんの言葉に甘えて車の中で泣いた事、海まで行った事、映画を観た事、食事をした事
ﾄﾞﾝﾍは時々、うんと相槌を打つように返事はするだけで、他に喋る事はなかった
ﾕﾅ「それで・・・」
ｷｽをしてしまった事・・・言わなくちゃ・・・
ﾕﾅ「その・・・・」
ﾄﾞﾝﾍ［・・・これからそっちに行くよ］
ﾕﾅ「えっ？」
ﾄﾞﾝﾍ［まだ話すことがあるなら、直接会って聞く］
ﾕﾅ「う、うん・・・わかった」
−一旦携帯を切る
ﾄﾞﾝﾍが、来る
電話でも言えなかった事を本人を目の前にして言える？
■ 10：45PM ■ Donghae @ SUJUﾏﾝｼｮﾝ
携帯をﾎﾟｹｯﾄにしまう
ﾕﾅはﾋﾁｮﾙ兄さんと一緒だった
それだけでも結構胸が痛くなる思いだったのに・・・・ﾕﾅはまだ何かを言おうとしていた
言葉が詰まる感じからすると、いい話ではない気がする
ﾄﾞﾝﾍ「ｷｭﾋｮﾝ・・・お願いがあるんだけど」
ｷｭﾋｮﾝ「ﾕﾅさんの家まで送れ、ですよね」
ﾄﾞﾝﾍ「ん・・・お願いできる？」
ｷｭﾋｮﾝ「・・・俺1人がｿﾝﾐﾝ兄さんに怒られる事になりますね」
ﾄﾞﾝﾍ「(-_-;)ｱｯ･･･」
ｷｭﾋｮﾝ「この貸しは高いですよ」
そう言いながらｷｭﾋｮﾝは駐車場から車を出してくれた
ﾕﾅは何を言おうとしたんだろう
■ 10：45PM ■ You @ Be：
窓からお店の中をそっと覗くと店内はまだｶｯﾌﾟﾙだらけで、叔父さんもｹﾝﾄも忙しそうに仕事をしているのが見えた
とても入れそうに。。。ないな。。。
私は来た道を戻り始める
「何にも言わないで帰るの？」
振り返るとｹﾝﾄがいた
ｹﾝﾄ「今夜は半端なく忙しいのに」
A「そうだよね・・・途中で帰ってｺﾞﾒﾝ」
ｹﾝﾄ「その格好で家から来たの？」
A「うん・・・帰る…ね、ﾊﾞｲﾊﾞｲ」
私はゆっくりと歩き出した
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実咲(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます。また続きが気になりウズウズしてるのですが、公開予定はないですか⁈ (2022年11月18日 15時) (
レス) @page46 id: 8b8d20157a (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - 久々に覗いたら更新。嬉しかったです。一番好きな作品なので、また続きが読みたいです。 更新ありがとうございます。 (2021年8月11日 23時) (レス) id: 27bad4c383 (このIDを非表示/違反報告)
ちなちょる(プロフ) - 中学生の頃読んでたのを思い出して恋しくなってまた１から読んでます☆彡 ESさんの大ファンですっ！なんかひさしぶりで興奮…笑。これからもずっとずっと応援してますっ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2014年2月4日 21時) (レス) id: a9861f7342 (このIDを非表示/違反報告)
ＥＳ(プロフ) - > りんご さま ｺﾒﾝﾄありがとうございました。妄想だけで日々過ごしている賜物ですww こんな作品ですが、これからもよろしくお願いします(≧∇≦) (2012年1月22日 21時) (携帯から) (レス) id: 0bfbde4a6f (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - ESさんの妄想力、ハンパなくすごいです! そして、面白いので楽しく読まさせてもらってます☆ (2011年12月18日 18時) (レス) id: 85101cb286 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ＥＳ
| 作者ホームページ：http://twitter.com/es_allrise_jp
作成日時：2011年3月11日 22時
