16-09 ﾎﾜｲﾄﾃﾞｰ その33 ページ9
■ 10：30PM ■ You @ 自宅
花束を花瓶に活ける
ぬいぐるみはとりあえず、ｿﾌｧｰに置いた
それからﾊﾞｽｹｯﾄのお菓子はﾃｰﾌﾞﾙの上にﾊﾞｽｹｯﾄごと置いて、その横にｲﾄｩｸさんからもらった小さな箱も一緒に置く
帰ってきてからその箱をずっと見ていた
まだ・・・中が何かは・・・見ていない
A「どうしよう」
開けようか、そのままにしておこうか、それだけを考えている
ゆっくりと箱に手を伸ばして、ﾘﾎﾞﾝと包装紙を外し外箱を開けると、中からﾍﾞﾙﾍﾞｯﾄの箱が出てきた
ﾄﾞｷﾄﾞｷしながら箱を開けて見る・・・・
A「キレイ」
中身はﾊﾟｰﾙと水晶、それからﾎﾟｲﾝﾄに天使の羽のﾁｬｰﾑが1つ入っているﾌﾞﾚｽﾚｯﾄだった
ﾏﾝﾃﾙも凝っていてｶﾜｲｲ
ﾌﾞﾚｽﾚｯﾄを手にしてｲﾄｩｸさんの笑顔を思い出しながら、ﾌﾞﾚｽﾚｯﾄを眺めていると、また体の傷が痛むような感覚に襲われる
私は急いでﾌﾞﾚｽﾚｯﾄを箱に戻した
A「・・・はぁ・・・はぁ」
なんだか息苦しい・・・
私は携帯だけ持つと、飛び出すようにして玄関を出た
■ 10：40PM ■ Yoona @ Yoonaﾏﾝｼｮﾝ前
やっと家に着いた
ﾕﾅ「ありがとうございました」
車を降りると、助手席の窓が開いてﾋﾁｮﾙさんが私を見る
ﾋﾁｮﾙ「別れの時くらい、いい顔しろ」
ﾕﾅ「ｽﾐﾏｾﾝ、そんな余裕、ないですから」
ﾄﾞﾝﾍにどうやって話そうかってそればっかり考えているんだからね、こっちは！！
ﾋﾁｮﾙ「ﾊｯ(笑)・・・」
ﾕﾅ「どうして笑うんですか!?」
ﾋﾁｮﾙ「ﾄﾞﾝﾍには、俺が一緒に飯食わなかったら本気でSuperJuniorを辞めるって脅してきたとか適当言っておけ」
ﾕﾅ「えっ？」
ﾋﾁｮﾙ「じゃあな、おやすみ」
ﾋﾁｮﾙさんの車はあっという間に行ってしまった
ﾋﾁｮﾙさん・・・気にしてくれてたのかな・・・・
ﾕﾅ「調子…狂う」
-----
部屋に戻ってすぐに、ﾄﾞﾝﾍに連絡を入れた
ﾄﾞﾝﾍ［ﾕﾅ？］
ﾕﾅ「うん」
ﾄﾞﾝﾍの声を聴いた途端、私はﾄﾞﾝﾍを裏切ったという気持ちで一杯になる
ﾄﾞﾝﾍ［俺、昼にMAILもらってから連絡しなくてｺﾞﾒﾝ］
ﾕﾅ「ううん」
それでも言わなくちゃ
ﾄﾞﾝﾍ［寝てた？］
ﾕﾅ「・・・ううん」
ﾄﾞﾝﾍ［違うの？］
私は深呼吸をする
ﾕﾅ「ﾄﾞﾝﾍ・・・あのね」
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実咲(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます。また続きが気になりウズウズしてるのですが、公開予定はないですか⁈ (2022年11月18日 15時) (
レス) @page46 id: 8b8d20157a (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - 久々に覗いたら更新。嬉しかったです。一番好きな作品なので、また続きが読みたいです。 更新ありがとうございます。 (2021年8月11日 23時) (レス) id: 27bad4c383 (このIDを非表示/違反報告)
ちなちょる(プロフ) - 中学生の頃読んでたのを思い出して恋しくなってまた１から読んでます☆彡 ESさんの大ファンですっ！なんかひさしぶりで興奮…笑。これからもずっとずっと応援してますっ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2014年2月4日 21時) (レス) id: a9861f7342 (このIDを非表示/違反報告)
ＥＳ(プロフ) - > りんご さま ｺﾒﾝﾄありがとうございました。妄想だけで日々過ごしている賜物ですww こんな作品ですが、これからもよろしくお願いします(≧∇≦) (2012年1月22日 21時) (携帯から) (レス) id: 0bfbde4a6f (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - ESさんの妄想力、ハンパなくすごいです! そして、面白いので楽しく読まさせてもらってます☆ (2011年12月18日 18時) (レス) id: 85101cb286 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ＥＳ
| 作者ホームページ：http://twitter.com/es_allrise_jp
作成日時：2011年3月11日 22時
