16-08 ﾎﾜｲﾄﾃﾞｰ その32 ページ8
■ 10：25PM ■ Donghae @ Aﾏﾝｼｮﾝ
ｴﾚﾍﾞｰﾀｰの中で急に様子がおかしくなったA
胸の辺りを押さえて、心なしか呼吸も荒い気がした
ﾄﾞﾝﾍ「具合わるい？」
A「あの。。。(笑)ちょっと疲れちゃったみたいです」
答える時に笑顔を見せたA
だけど、その笑顔は明らかに無理して笑っている感じだった
ﾄﾞﾝﾍ「大丈夫？」
A「楽しくて、張り切りすぎちゃいましたかね」
丁度、ｴﾚﾍﾞｰﾀｰが止まった
Aは俯いたまま足早に降り、家の前に着くとﾄﾞｱを開ける
それから、自分が持っていたﾊﾞｯｸﾞやﾊﾞｽｹｯﾄを急いで置いて、俺が持っていたぬいぐるみをｻｯと受け取った
A「ありがとうございました」
ﾄﾞﾝﾍ「本当に大丈夫？」
A「あの・・・・すみません。ごめんなさい」
ぬいぐるみを持つ手に力が入ったのが見てわかった
ﾄﾞﾝﾍ「謝ることはないよ」
A「大丈夫なんで、もう・・・・」
言葉が詰まったAの目から涙がこぼれる
ﾄﾞﾝﾍ「A」
A「本当にありがとうございました」
慌てて涙を拭ったAはそれだけ言うと、ﾊﾞﾀﾝとﾄﾞｱが閉まった
どうした？無理しないでって言ったのが。。。まずかった？
ﾄﾞｱの向こうには、まだAがいるはず
話しかけようか迷ったけど、こういう場合は・・・そっとしておいてあげるべきなのかな
ﾄﾞﾝﾍ「おやすみ」
ﾄﾞｱに向かって声をかけ、ｴﾚﾍﾞｰﾀｰへ向かって歩き出すと背後でﾄﾞｱの開く音がしたので振り返る
A「おやすみなさい」
ﾈｯｸﾚｽに手を置いて軽く頭を下げるA
ﾄﾞﾝﾍ「おやすみ。寒いから、中、入ったほうがいいよ」
声を掛けると、Aは小さく笑った
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ｷｭﾋｮﾝ「随分遅い、お戻りですね」
ﾄﾞﾝﾍ「ｺﾞﾒﾝ」
助手席に乗るとすぐに車は走り出した
ｷｭﾋｮﾝ「Aさんと何か、あったんですか？」
ﾄﾞﾝﾍ「・・・別に、なんにもないよ」
ｷｭﾋｮﾝ「そうですか」
ﾄﾞﾝﾍ「・・・あのさ」
ｷｭﾋｮﾝ「はい？」
ﾄﾞﾝﾍ「A、俺らの前で無理してたと思う？」
ｷｭﾋｮﾝは一瞬俺を見て、また前を向く
それから、しばらく無言が続いた後
ｷｭﾋｮﾝ「昨日の・・・・今日ですからね・・・」
と言った
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実咲(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます。また続きが気になりウズウズしてるのですが、公開予定はないですか⁈ (2022年11月18日 15時) (
レス) @page46 id: 8b8d20157a (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - 久々に覗いたら更新。嬉しかったです。一番好きな作品なので、また続きが読みたいです。 更新ありがとうございます。 (2021年8月11日 23時) (レス) id: 27bad4c383 (このIDを非表示/違反報告)
ちなちょる(プロフ) - 中学生の頃読んでたのを思い出して恋しくなってまた１から読んでます☆彡 ESさんの大ファンですっ！なんかひさしぶりで興奮…笑。これからもずっとずっと応援してますっ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2014年2月4日 21時) (レス) id: a9861f7342 (このIDを非表示/違反報告)
ＥＳ(プロフ) - > りんご さま ｺﾒﾝﾄありがとうございました。妄想だけで日々過ごしている賜物ですww こんな作品ですが、これからもよろしくお願いします(≧∇≦) (2012年1月22日 21時) (携帯から) (レス) id: 0bfbde4a6f (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - ESさんの妄想力、ハンパなくすごいです! そして、面白いので楽しく読まさせてもらってます☆ (2011年12月18日 18時) (レス) id: 85101cb286 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ＥＳ
| 作者ホームページ：http://twitter.com/es_allrise_jp
作成日時：2011年3月11日 22時
