16-37 心臓の音 ページ37
■ 2：15AM ■ Eunhyuk @ Aﾏﾝｼｮﾝ
頭から布団をかぶってしまったA
僕は布団の上からAの体をﾎﾟﾝﾎﾟﾝと叩く
ｳﾆｮｸ「( ｣ﾟДﾟ)｣ｵｰｲ!」
A「1人でちゃんと眠れますから、大丈夫です」
布団の中から聞こえたAの声
ｳﾆｮｸ「大丈夫って？」
A「眠れそうです」
ｳﾆｮｸ「本当に、眠れる？」
A「はい、大丈夫です」
布団の中でAがﾓｿﾓｿと動く
ｳﾆｮｸ「でも、ちゃんと顔見せて欲しいな」
僕がそう言うと、ﾓｿﾓｿの動きがﾋﾟﾀｯと止まる
それからしばらくは、返事が何も返ってこなかった
ｳﾆｮｸ「A？」
・・・・・・・・・
やっぱり返事なし
ｳﾆｮｸ「ねぇ、A？」
A「・・・顔は見せられないです、ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ」
返事はしてくれたけど、その声が泣いている事に気づく
■ 2：20AM ■ You @ 自宅
気持ちが変に高ぶって涙が出てきた
ｳﾆｮｸ「お邪魔します」
布団がめくられてｳﾆｮｸさんが隣に入ってくる
あまりにも唐突すぎて、私はその様子を固まって見ていた
ｳﾆｮｸ「やっぱり泣いてた」
指で涙を拭ってくれるｳﾆｮｸさん
私はそんなｳﾆｮｸさんに恥ずかしい・・・というそれだけの理由で、背中を向けてしまった
するとｳﾆｮｸさんは私を後ろからぎゅうっと抱きしめた
ｳﾆｮｸ「。。。。A。。。。。どこにも。。。行かないよね」
“連れて帰ろうと思う”という、父の言葉を気にしてくれている？
でも自分の中でも結論が出ていない状態
ｳﾆｮｸ「ここに。。。傍に、いて」
ﾈｯｸﾚｽを触りながら、ｳﾆｮｸさんへの返事を探す
でも、どんなに考えてもいい言葉が見つからなかった
そんな状態のまま私はｳﾆｮｸさんの方へ体を向ける
するとｳﾆｮｸさんは更にぎゅっと私を抱きしめた
ﾄｸﾝ、ﾄｸﾝ・・・・と耳に伝わる音
心臓の音だ・・・
もっと近くでその音を聞きたくてｳﾆｮｸさんに身を寄せる
ｳﾆｮｸ「A？」
A「・・・心臓の音」
私がそう言うと、ｳﾆｮｸさんは何も言わず私の頭を撫でてくれた
ﾄｸﾝ、ﾄｸﾝ、ﾄｸﾝ、ﾄｸﾝ
心地よくて、安心できる音
A「もう少しこうしててもいいですか？」
ｳﾆｮｸ「うん」
私は目を閉じて、心臓の音を聞き続けた
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実咲(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます。また続きが気になりウズウズしてるのですが、公開予定はないですか⁈ (2022年11月18日 15時) (
レス) @page46 id: 8b8d20157a (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - 久々に覗いたら更新。嬉しかったです。一番好きな作品なので、また続きが読みたいです。 更新ありがとうございます。 (2021年8月11日 23時) (レス) id: 27bad4c383 (このIDを非表示/違反報告)
ちなちょる(プロフ) - 中学生の頃読んでたのを思い出して恋しくなってまた１から読んでます☆彡 ESさんの大ファンですっ！なんかひさしぶりで興奮…笑。これからもずっとずっと応援してますっ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2014年2月4日 21時) (レス) id: a9861f7342 (このIDを非表示/違反報告)
ＥＳ(プロフ) - > りんご さま ｺﾒﾝﾄありがとうございました。妄想だけで日々過ごしている賜物ですww こんな作品ですが、これからもよろしくお願いします(≧∇≦) (2012年1月22日 21時) (携帯から) (レス) id: 0bfbde4a6f (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - ESさんの妄想力、ハンパなくすごいです! そして、面白いので楽しく読まさせてもらってます☆ (2011年12月18日 18時) (レス) id: 85101cb286 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ＥＳ
| 作者ホームページ：http://twitter.com/es_allrise_jp
作成日時：2011年3月11日 22時
