16-12 ホワイトデー その36 ページ12
■ 11:00PM ■ Yoona @ Yoonaマンション
キッチンを出るとドンヘは私に背中を向けて立っていた
ユナ「ドンヘ。。。あの」
ドンヘ「ゴメン・・・続きを聞くだけの余裕がない」
声がわずかだけど震えているように聞こえた
ドンヘ「今日は帰る・・・・また・・連絡する」
それだけ言うと、顔を見せる事も無くドンヘは私の前からいなくなった
ユナ「ドンヘ」
追いかけようと足が一歩出たけど、それ以上前には進めず、玄関のドアがパタンと閉まる音が聞こえてきた
理由はどうであれ、キスをしたことは事実
今は何を言っても、都合のいい言い訳にしか聞こえない
ヒリヒリと痛む手を見た
ドンヘの心の痛みはこんなものじゃない・・・
私は、大好きな人を深く傷つけちゃった
ユナ「ドンヘ・・・ゴメン」
ドンヘのあの笑顔を2度と見ることが出来なくなったら。。。。どうしよう
■ 11:15PM ■ SUJUマンション12階
外から戻ってきたキュヒョンはリビングに顔を出すが、誰もいなかった
キュヒョン「・・・まっ、いいか」
キュヒョンは自分の部屋のドアを開けた
ソンミン「おかえりキュヒョン♪」
満面の笑みを浮かべたソンミンが立っているのを見たキュヒョンは、とりあえずそのままドアを閉めた
ソンミン「キュヒョン?」
キュヒョンは深く息を吐くとドアをもう一度開ける
やっぱり飛びっきりの笑顔で立っているソンミン
キュヒョン「なんで俺の部屋にいるんですか?」
ソンミン「帰りを今か今かと待ってたよ♪」
キュヒョン「・・・それは、大変お待たせしました」
キュヒョンは部屋に入る
ソンミン「ドンヘは?」
キュヒョン「ユナさんの家です・・・・イトゥク兄さんとウニョク兄さんは?」
ソンミン「帰った。今、12階は僕たち2人だけ♪」
ソンミンはキュヒョンのベッドに座り、キュヒョンは床に座った
ソンミン「まずは僕たちが話し合いをしている間に、勝手にAを帰しちゃダメじゃない」
キュヒョンに笑顔で枕を投げつけるソンミン
キュヒョン「イテッ」
それから布団を丸めて容赦なくキュヒョンを攻撃をする
キュヒョン「イタイですって」
ソンミン「今夜の僕は、一切手加減はしないから、覚悟してね」
キュヒョンのおでこをツンと指で押すと、再び布団攻撃が再開される
ソンミン「夜はまだまだこれからだよ♪」
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実咲(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます。また続きが気になりウズウズしてるのですが、公開予定はないですか⁈ (2022年11月18日 15時) (レス) @page46 id: 8b8d20157a (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - 久々に覗いたら更新。嬉しかったです。一番好きな作品なので、また続きが読みたいです。 更新ありがとうございます。 (2021年8月11日 23時) (レス) id: 27bad4c383 (このIDを非表示/違反報告)
ちなちょる(プロフ) - 中学生の頃読んでたのを思い出して恋しくなってまた1から読んでます☆彡 ESさんの大ファンですっ!なんかひさしぶりで興奮…笑。これからもずっとずっと応援してますっ(((o(*゚▽゚*)o))) (2014年2月4日 21時) (レス) id: a9861f7342 (このIDを非表示/違反報告)
ES(プロフ) - > りんご さま コメントありがとうございました。妄想だけで日々過ごしている賜物ですww こんな作品ですが、これからもよろしくお願いします(≧∇≦) (2012年1月22日 21時) (携帯から) (レス) id: 0bfbde4a6f (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - ESさんの妄想力、ハンパなくすごいです! そして、面白いので楽しく読まさせてもらってます☆ (2011年12月18日 18時) (レス) id: 85101cb286 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ES | 作者ホームページ:http://twitter.com/es_allrise_jp
作成日時:2011年3月11日 22時