16-11 ﾎﾜｲﾄﾃﾞｰ その35 ページ11
■ 10：45PM ■ You @ Be：前
ｹﾝﾄ「車で送るから、ちょっと待つ」
私の返事を聞かずにｹﾝﾄは車を取りに行ってしまった
・・・私、何してるんだろう
自分が自分じゃないみたい
ﾎﾞｰｯと立っていると、ｹﾝﾄの乗った車が目の前に停まりｹﾝﾄが中からﾄﾞｱを開けてくれた
ｹﾝﾄ「乗る」
A「・・・はい」
助手席に座ってｼｰﾄﾍﾞﾙﾄを締めると、車はすぐに走り出した
ｹﾝﾄ「上着も着ないで出てくるなんて・・・・・何かあった？」
ﾁﾗｯと私を見てｹﾝﾄが聞いてきた
A「・・・急に・・・傷が痛くてなって・・・息が苦しくなって・・・家を飛び出してた」
私は窓の外を見ながら正直に話してしまった
すると急に車がUﾀｰﾝをする
A「なに?!」
車は少し走ってBe：の前で停まった
ｹﾝﾄ「降りて」
A「えっ？」
ｹﾝﾄ「俺の仕事が終わったら、ちゃんと送る。それまで事務所で待機」
A「大丈夫だよ、今はﾋﾟﾝﾋﾟﾝしてるし」
ｹﾝﾄ「降りて」
きっと何を言っても“降りて”としかｹﾝﾄは言わないと思った私は、車を降りた
ｹﾝﾄ「裏口から入って事務所で待機」
A「はい(-_-;)」
それから言われた通りに裏口から入って、事務所のｿﾌｧｰに座った
しばらくすると車を置いたｹﾝﾄが事務所に顔を出す
ｹﾝﾄ「よし！俺が来るまで待てだからな」
・・・・なんか、飼い犬(私)と主人(ｹﾝﾄ)みたいじゃない？
■ 11：00PM ■ Yoona @ Yoonaﾏﾝｼｮﾝ
ｲﾝﾀｰﾎﾝが鳴る
き、来た？
ﾓﾆﾀｰで確認すると間違いなくﾄﾞﾝﾍだった
ﾕﾅ「開けるね」
ﾛｯｸを解除するとﾄﾞﾝﾍが入ってくる
ﾕﾅ「お茶、淹れるから座って待ってて」
ﾄﾞﾝﾍ「うん」
ｿﾌｧｰに腰をかけるﾄﾞﾝﾍを見ながら、ｺｰﾋｰを淹れる
ﾕﾅ「ｱﾂｯ!!!!!」
ｺｰﾋｰを手にかけてしまった
ﾄﾞﾝﾍ「ﾕﾅ!?」
ﾕﾅ「大丈夫、大丈夫(^^;)」
ﾄﾞﾝﾍ「ほら、早く冷やして」
ｷｯﾁﾝに入ってきたﾄﾞﾝへは私の手を取るとすぐに水道水で手を冷やす
胸が苦しくなって私は口を開く
ﾕﾅ「・・・私」
自分の声が震えているのが分かった
ﾕﾅ「ﾋﾁｮﾙさんと・・・ｷｽ・・・した」
そう言った途端、ﾄﾞﾝﾍの手が私の手から離れてﾄﾞﾝﾍはｷｯﾁﾝから出て行ってしまった
水道水が勢いよく出る音だけが響いた
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実咲(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます。また続きが気になりウズウズしてるのですが、公開予定はないですか⁈ (2022年11月18日 15時) (
レス) @page46 id: 8b8d20157a (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - 久々に覗いたら更新。嬉しかったです。一番好きな作品なので、また続きが読みたいです。 更新ありがとうございます。 (2021年8月11日 23時) (レス) id: 27bad4c383 (このIDを非表示/違反報告)
ちなちょる(プロフ) - 中学生の頃読んでたのを思い出して恋しくなってまた１から読んでます☆彡 ESさんの大ファンですっ！なんかひさしぶりで興奮…笑。これからもずっとずっと応援してますっ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2014年2月4日 21時) (レス) id: a9861f7342 (このIDを非表示/違反報告)
ＥＳ(プロフ) - > りんご さま ｺﾒﾝﾄありがとうございました。妄想だけで日々過ごしている賜物ですww こんな作品ですが、これからもよろしくお願いします(≧∇≦) (2012年1月22日 21時) (携帯から) (レス) id: 0bfbde4a6f (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - ESさんの妄想力、ハンパなくすごいです! そして、面白いので楽しく読まさせてもらってます☆ (2011年12月18日 18時) (レス) id: 85101cb286 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ＥＳ
| 作者ホームページ：http://twitter.com/es_allrise_jp
作成日時：2011年3月11日 22時
