EunHaeト恋スル？ ＝１５＝

15-09 気のせいか ページ9

■ 3：55PM ■ You @ 公園

売店でｼﾞｭｰｽを6本購入して、SuperJuniorの皆さんがいる場所に急いで戻る

炭酸があるから走れないから、早く歩く

歩いていると後ろに人の気配を感じたので、私は足を止めて振り返った

・・・誰もいない

A「気のせいか…(^^;;」

もう・・やだなぁ、私

また歩き出す

・・・・・やっぱり後ろに誰かがいるような気がする

ﾁﾗｯと視線だけ後ろに向けると、全身黒尽くめの人が見えた

その瞬間、足が竦んでしまった

どうしよう・・・・また足が・・動かない

もう1度後ろを振り返る勇気もない

私はその場にしゃがみ込む

また・・・襲われる・・・・・ｺﾜｲ

「A？」

聞き覚えのある声に視線をあげる

ﾄﾞﾝﾍ「どうした？」

A「あっ・・・ﾄﾞﾝﾍさん」

ﾄﾞﾝﾍさんがしゃがんで私の顔を覗き込む

ﾄﾞﾝﾍ「大丈夫？」

もう1度後ろを振り返る

でも、そこには誰もいなかった

さっきまでは絶対に誰かいたのに･････

あの黒い人・・・

私の体がまた震えだす

必死に抑えようとするけど・・・やっぱり自分ではどうにも・・・ならない

A「お願い････止まって」

お願い、私の体

言う事を聞いてよ・・・

■ 3：55PM ■ Donghae @ 公園

ﾄｲﾚから戻る途中、Aが突然しゃがみ込んだのが見えた

ﾄﾞﾝﾍ「A？」

近づいて声をかけると、涙目で俺を見るA

ﾄﾞﾝﾍ「どうした？」

A「あっ・・・ﾄﾞﾝﾍさん」

俺はしゃがんでAを見る

ﾄﾞﾝﾍ「大丈夫？」

Aは後ろを気にしたり、明らかに様子がおかしい

突然Aが震え出した

A「お願い････止まって」

小さな声で呟くA

俺は一瞬戸惑ってしまった

こういう時は、どうしたらいいんだ？

・・・・・

俺は地面に両膝をついてAを抱きしめる

今の俺には、これくらいしか思い浮かばない

何も変わりないなんて言ったけど、それはAがそう感じないようにしていてくれただけなんだ

A、傷付いている

いつも笑顔だったAが、こんなに震えるほど、大きく傷付いている

そう思ったら、Aを抱きしめる腕に思わず力がはいって、涙が出てきた

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