MY HEAVEN-4- (ページ39)

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7月23日ページ39

『ケンチャナ？？』

そう言われてハッとする。

顔を上げると、優しい笑顔。

あぁ・・・・

そっか・・・・・

今日は、ジヌンと食事に来てたんだった。

先々月、誘われたディナー。
行く、と言ったくせに、突然本業に戻ることになった私に、それでもいいよ^ ^
と笑って待っててくれた。

結局、二ヶ月も経ってしまって。

別に仕事が落ち着いたわけではないんだけど、
なんとなく、仕事ばかりの毎日に嫌気がさして。
ちょっと一息つきたい、って時に、ジヌンから何度目かの連絡を貰った。

どうせこれからも忙しいのは変わらないだろうし、それならいっそ、気分転換に行っておこう。
いつまでも待たせてしまうのも悪いし。

そんな気持ちで、今度こそは、とディナーの誘いを受けた。

ジヌン『？？？^ ^』

目の前で心配そうな笑顔を向けるジヌンに

『ケンチャナ^ ^
ミアネヨ。』

そう笑って手元にあるワインを一気飲みした。

『ヌナ・・・
なんか最近元気ないね・・・^ ^』

そう言って笑ったジヌンの方が
元気がなくて。

あぁ。

心配させてしまってたんだな、って。

いけない。
しっかりしなきゃ、って
そう思った。

『^ ^

ねぇ。
カラオケでも行こうか？？^ ^
みんな呼んでさ^ ^』

空元気、
ってこういうことだと思う。

だけど誰かとばか騒ぎして
はしゃいでないと
少しでも気を緩めたらすぐに
とんでもない闇と重い影に
覆われてしまいそうで。

無理やりでも笑顔を作って
楽しいことを考える、フリをする。

ジヌンは、

『^ ^
そうしよう^ ^』

と笑ってくれたけど、
きっと、わかってる。

無理して笑ってることも、
私に『何か』があったことも。

だけどそれを知ってても何も言わずに
私に付き合ってくれる。

そんな優しさに
また涙が出そうだけど、
ここで泣いたら元も子もないから。

ありがとう。

心の中でそう呟いた。