MY HEAVEN-4- (ページ22)

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5月16日ページ22

ほぼ徹夜明けで久しぶりに開いた携帯に、ズラッと並んだ着信やメールの受信を知らせるメッセージが、

疲れた目と体に突き刺さってくるようで、
一瞬でひどく疲れたのを覚えてる。

もう、あと、あと！

って、また携帯の電源を落として。

お風呂に入ったばかりの体でソファに横になって、すぐに眠りについた。

ブブブブブブブブブ

『はい。』

この音で目が覚めるのが、もはや日常になってきていて、

電話口から聞こえる慌てた声や
緊急の連絡情報に
全く動じなくなっていたことが、
既に私の限界を伝えていたのかもしれない。

重い体を起こして、

いつもよりちょっとだけ気怠いな、なんて思いながら。
でも、そんなことも言ってられないから
とりあえず急いで着替えてはみるけど、

なんだか、物が上手く見えなかったり

景色が滲んで見えたり、

手が痺れたり、

声があんまり出なかったり、、、

そんな自分の異常にさえ、
ちゃんと気付くこともできずに、

いや。

気付いていたのに、敢えて無視して、ちゃんと報告もせずに、
自己判断で大丈夫だと決めつけて、
またいつもの騒がしい現場に向かった。