【SUJU】 チェンジ 2日目

2日目-11　KH ページ12

歌のﾃｽﾄは楽勝

俺を誰だと思ってる？って話だ

歌のﾃｽﾄ会場から出てすぐ彼女にﾒｰﾙを送った

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To：Kyuhyun
Sub：
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ﾃｽﾄ余裕。そっちは？

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俺がちゃんとやってるんだから、そっちもちゃんとやってくれないと困るぞ

ﾒｰﾙ送信完了を確認した直後、ﾎﾞﾐが駆け寄ってきた

ﾎﾞﾐ「A、思い切りﾊｸﾞして」

KH「え」

ﾎﾞﾐ「早く早く」

両手を広げてﾎﾞﾐが急かす

女子ってこんなにｽｷﾝｼｯﾌﾟをとる生き物なのか？(相手がﾎﾞﾐだから全く悪い気はしないけど)

俺も両手を広げるとﾎﾞﾐは躊躇することなく俺の体をｷﾞｭと抱きしめる

KH「んふっ」

また変な声が出てしまったが、それはそれ、俺もﾎﾞﾐをｷﾞｭと抱きしめた

ﾎﾞﾐ「ﾃﾞﾋﾞｭｰできたら、私達好きな人にまた一歩近づけるね」

KH「え…」

好きな人って……誰だよ

いつになく鼓動が早くなっていた

ﾎﾞﾐ「ﾁｬﾝﾐﾝｵｯﾊﾟと………ｷｭﾋｮﾝｵｯﾊﾟに」

KH「…は!?」

ちょっと待ってくれ、ちょちょっと待ってくれ

ﾊｸﾞしていた体を離してﾎﾞﾐを見る

私達って言ったな

あの彼女がお気に入りはﾁｬﾝﾐﾝだから……ﾎﾞﾐの、好きな人って……

KH「俺？」

本気か？…やばっ…嬉しい、正直かなり嬉しい

顔を合わせるたびに話しかけてきてくれたのは、気を使ってくれているだけだと思ってたのに

そうか……俺、ﾎﾞﾐに好かれていたのか

KH「ﾎﾞﾐ、ありがと。実は俺」

講師「次っ！ﾎﾞﾐ入って！」

会場から出てきた講師がﾎﾞﾐを呼ぶ声に、われにかえった

ﾎﾞﾐ「じゃあ、行ってくる」

KH「あ、ああ……頑張れ」

ﾎﾞﾐが会場に入るのを見送ると全身の力が抜けたような感覚になった

KH「……俺としたことが」

講師の声が無かったら興奮したまま［俺も好きだ］みたいな事を言ってたかもしれない

この彼女の姿でだ

そんな事言ったら、ﾎﾞﾐは間違いなく不審に思う

KH「危なっ」

ｿﾞｯとしながら両手で顔を覆った

………でも

………やっぱり嬉しい

これは何があっても絶対に元の姿に戻らなくては！と俄然やる気が出てきた

そんな時、ﾎﾟｹｯﾄの携帯が震えた

彼女からのMAILだ

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Frm：Kyuhyun
Sub：
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こっちは皆でﾊﾞｰﾍﾞｷｭｰやってますよ
楽しいです♪

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