愛してるよ、ずっと永遠に (ページ13)

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発表ページ13

Ｓ side

翔「皆さんにお伝えしておきたいことがあるんです」

これだけは、言っておかないとね。今後のためにもさ。

潤の頭に？が浮かんでるっぽいな(笑)
さてさて…発表といきますか

翔「まずは、二宮君、松本君。……いや、和、潤。前においで」

ザワザワ…

女「ねえ。今、呼び捨てにしたよね？」

男「あぁ。いったい、どういうことだよ」

まぁ、こうなるよ普通。ただの先輩後輩じゃなさそうだからな。潤と和も、だいぶ戸惑ってるな。

翔「えー、静かにしてください。今の呼び方を聞いてもらえば分かると思いますが、僕らは、ただの先輩後輩ではありません。物心つく前から一緒にいる幼馴染です。
しかし、今回の選挙で二人が当選したのは彼らの実力です。我々は、何もしていません。それだけは、ご承知ください。」

ここからが、一番重要なところ。

翔「さらに加えてもう一つ。僕と潤。」

雅「僕と和は、ただの幼馴染ではありません。……両家の親族も公認のカップルです。三年前から、お付き合いしています。」

ザワザワ…

女「嘘でしょ…ちょっとショック…」

男「マジかよ…うーん、男同士か…」

翔「なかなか認めてもらえるような関係ではないことは、十分わかってます。
しかし、僕にとって一番大事なのは潤です。それは、これから先永遠に変わりません。」

雅「僕も同じです。和を手放すようなことは絶対にしません。それこそ、永遠に。」

智「僕は、そんな四人を愛しています。僕ら五人は強い絆で結ばれています。お互いの身に何かあれば、絶対に許しません。
特に二組のカップルは、自分よりも相手、と考えるほど強い想いがあります。
変な奴らだと思われても仕方ないと思います。でも、どうかこんな僕らについてきてください。」

…どうかな。俺らの思い、伝わったかな？

パチ、パチ、パチパチパチパチ…

え？なんだこれ…

男「皆さんの愛、素晴らしいと思います」

女「最初は偏見持ってたけど、お話を聞いて愛っていいな、と強く思いました」

俺らの想い、伝わったってこと？こんなにすんなりいくものなんだね。一波乱起こるかと思ってた。ちょっと、ビックリしちゃったよ。

翔「それでは皆さん。ウチの彼女をよろしくお願いします。
あっ、そうだ。二人に手、出したらどうなるかはわかってますよね(怪笑
では、失礼しました」

ガラガラ…

フゥ…とりあえず、ひと段落かな。

落ち着いた学校生活、送れるといいなぁ。