○○○○-He Wants It

41.一緒のお風呂 ページ41

再びﾄﾞｱが開く。
「うわっ!!ビックリした!何やってんの？」
警戒心剥き出してでこっちを見ているAに驚いたｲｪｿﾝ。

「お風呂入ってんの(怒)何で入ってくるの!
しかも何で裸?!」
腰にﾀｵﾙを巻いているだけのｲｪｿﾝに興奮気味で言った。

ｲｪｿﾝ「大丈夫だよ、俺、風呂入るだけだから」

(…全く意味が分からない…)

ｼｬﾝﾌﾟｰで髪を洗った後、無言で近付いてくる。
Aもお湯に浸かったまま無言で髪を洗ってあげる。
髪を流してｼｬﾜｰを渡され、流してあげる。
というように、何故か自然とAが仕上げをしてあげていた。

『風呂入るだけ』という意味は、何もしないという事らしい。
(でも変!!)
心の中で叫んだ。

体を洗いだした時、ふとｲｪｿﾝがこっちを見る。
「??」
ｲｪｿﾝ「体は(洗わなくて)いいよぉ///」
「(怒)(怒)(怒)」

(洗うかっ!怒)
それでも、腕の筋肉はしっかりと見てしまう。

「そういえば、どうやって入ってきたの？ｿﾝﾐﾝ居なかった？」
門番をと言ったからには門番をしていそうだったので不思議だった。

ｲｪｿﾝ「ｶﾝｲﾝが呼んでるって言ったらどいた笑」
(うん、どくだろうね、普通は)
ｲｪｿﾝ「でも誰かさんと違って何もしないし、見ててくれてもいいし。」
(見てて？)

ｲｪｿﾝの視線の先を追うと曇りガラスの向こうに人影が見えた。

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