○○○○-He Wants It

25.味見【RW・SM】 ページ25

ｿﾝﾐﾝが帰ってて、荷物を置いてくると言って2階へ上がって行った。
すると、誰かに後ろから甘える様に抱きつかれる。

A「！あ、ﾘｮｳｸかぁ。どうしたの？」
ﾘｮｳｸ「ううん。」

(可愛いな〜♪弟みたい♪)
ﾘｮｳｸ(ﾋｮﾝ、帰るの早いよ…いいもん、今のうちに独占するから)

A「ね、少し味見してみて？」
ﾘｮｳｸは抱きついたまま、あーんと口を開けたので
ｽﾌﾟｰﾝをﾘｮｳｸの口へ運ぶ。

(甘えんぼだな〜♪可愛いからいいけど♪)

ｿﾝﾐﾝ「何？味見？♪」
ﾘｮｳｸはｿﾝﾐﾝの声に反応してゆっくりと離れた。
(あ、離れちゃった…可愛かったのに‥)

A「ｿﾝﾐﾝも味見してくれる？」
ｿﾝﾐﾝ「うん♪…A、もう一度味見してみて？」
「？」
不思議に思いつつ、Aはもう一度味見をする。
その瞬間、ｿﾝﾐﾝがAにｷｽする。

A「！！！」
突然のことに驚き、そのまま固まってしまった。
その間もｿﾝﾐﾝはAの唇をﾍﾟﾛﾍﾟﾛと舐め、
口を舌で押し開けてきた。
Aの舌をﾊﾟｸっとくわえて軽く吸い上げると、唇を離した。

ｿﾝﾐﾝは「うん、美味しい！」といってﾘﾋﾞﾝｸﾞへ行ってしまった。
Aはﾘｮｳｸに見られたかもしれないという心配もあって、なかなか後ろを振り向くことが出来なかった。

恐る恐る振り向くと、ﾘﾋﾞﾝｸﾞでくつろぐｿﾝﾐﾝと暗い表情のﾘｮｳｸが見えた。
その表情から、見られてしまったのだとすぐにわかった。

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