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一先輩はまた私の頭をぽんぽんし


練習に戻って行った。



なんだが静ちゃんに似てる、


一先輩にぽんぽんされた場所を抑えて


静ちゃんに会いたいなとつぶやいた。





「黒崎さん、岩ちゃん先輩と仲いいんだね。」



「…そう見えます?」



「うん、そう見えるよ」





笑いながら話しかけてくる城ケ崎さん。


笑いながら、といっても


わかりやすすぎるほどの作り笑いだ。






「今だけだよ、黒崎ちゃん」



「?えっ?」



「ううん、なんでもない、


みんな!休憩だよー!」






城ケ崎さんの呼びかけで


皆が集まってくる。




これって私も配るべきなのかしら、


配らずに仕事してないって言われるのも嫌だけど


作ってないのに配るのはするんだ、って


思われるのも嫌だわ。






「これって私も配るべきですかね」



「んー、二軍の人に渡してもらえる?」



「…了解でーすっ」






びしっと敬礼をしドリンクを持ち


二軍の人たちが練習している場所へと向かう。



二軍の人たちにドリンクですよー、と伝えると


一瞬驚いた顔をされて


すぐにああ、と納得した表情になった。






「…城ケ崎さんじゃなくて残念でした?」



「いや、そういうんじゃなくてさ、いつも城ケ崎


ドリンク作ってくれないんだよ。


なのになんでだろう、って思ったら


マネ見学の子がいるからかって思ってさ」



「成程です…大変なんですね…」






城ケ崎さん、ちゃんと仕事していないのかしら、


それとも単純に二軍にまで手が回らないのか…。



…今日できてたのだから普段もできるわよね


ということはやっぱり真面目にしていないだけか。






「いやまあ俺達は二軍だし、


ドリンクくらい自分で作るべきだよ」



「二軍とか一軍とか関係ないです。


同じ人間なんですし平等にっですよ!」






人差し指を立てて真面目ちゃんみたいに


きりっという交換音が似合う漢字で言う。



するとその言葉が聞こえた二軍の人たちが


ぷっと吹き出すように笑い真面目ちゃんかよ、


と突っ込んだ。






「いやあ、私授業中に怒られたことなんてない程の


真面目ちゃんですからねー。」



「嘘つけ、お前今日国見と一緒に


怒鳴られてただろ!」



「なっ内緒にしてっていったのにっ!!」



「いわれてねえわ!」






私と男子の会話で数人が笑っていただけだったのに


ほぼ全員が爆笑しているような状態に。

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作品ジャンル:アニメ
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Bianca(プロフ) - ドストライクです!!更新再開待ってます!! (2018年1月24日 1時) (レス) id: 3f83c3abab (このIDを非表示/違反報告)
悪魔(プロフ) - マジカルバナナwww (2017年5月2日 22時) (レス) id: 11d1dc300c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まかろん。 | 作成日時:2017年4月27日 21時

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