非日常が好きな少女が日常を楽しむ話。【ハイキュー×デュラララ】 (ページ11)

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国見君はぶっきらぼうに

だるそうに「ん」とだけ返した。

それと同時にHRが終わり

先生が教室を去ってゆく。

その態度なんなんだよと

きれかけたがHR終了の合図で

怒るタイミングを逃してしまった。

私と国見君の会話を見ていた

国見君の前の女子が

「もーっ、くにみん態度悪いよー？」

と上目づかいで国見君を睨んでいる。

この人が城ケ崎さんか。

「あ、黒崎さんだよねっ！

城ケ崎美琴っていーます、よろしくねっ。

ねね、自己紹介でゆってた

サポートする側って男バレマネってこと？」

「うっうん、そうだよ」

「あーやっぱり…。ごめんねっ！

私男バレのマネなんだけどね、

色々あってマネ希望は入部無理なんだよね。」

ねっ？くにみん、と言い

国見君の方を向いている。

…この女うっざいわね。

何よくにみんって、国見君に話しかけるとき

トーンが少し上がってるのが更にいらつかせる。

「あっ、さっき徹先輩に会って

Aちゃんなら大丈夫かもって言われて

放課後見学しにきなよって言われたんだけど…」

「えっ…？先輩が？てか名前よびって

貴方徹先輩目当て？だったらお断、

「名前よびは先輩にそうしてって言われたからで

徹先輩目当てなんかじゃないです！！！

私は、バレーが好きなだけ、です！

…すみません取り乱してしましました。」

なにこいつうっざ、みたいな表情で

私を見てくる城ケ崎さん。

「…俺もあんたみたいな人だったら

別にマネでもいいよ。」

「あ、ありがと！」

「ぷっ、なんでお礼？」

「認められたみたいで嬉しくて！」

「思ったよりよく喋るよね、黒崎さん」

私の国見君の会話を

羨ましそうに

そして私を睨んで悔しそうに

じっとみてくる城ケ崎さん。

口にだして笑い出しそうだ。

静ちゃん、セルティの次に私は

人が嫉妬している顔が好き。

見ていて本当に楽しくなる。

「くにみんもいいっていってるし

それなら安心！歓迎するよっ！」

「あっありがとっ！」

「ぷっ、またお礼言ってるし…」

「すぐお礼いうことはいいことだもん！」

「ほら、二人とも喧嘩しないのーっ！」

喧嘩しないのー？

私も会話にまぜて、でしょ？

かなり嫉妬深いのね、城ケ崎さん。