…戦い.You ページ37
I.Mさん、上手くやってくれたかしら。
イェジュンがどう行動に移すかは分からない。
けれど、最後の別れと真実だけは伝えたかった。
私は二度と貴方とは会えなくなる、実の姉は貴方を恨んでいつ貴方を陥れるか分からない事を。
それを知った上で、ソウンさんと幸せになってほしい。
彼女はまだ貴方を愛している。
そうするのが、本当の『家族』の形だと思うから。
私は戦う。
ミンジ:「っ、殺す!!!!!」
A:「どうぞ、殺してみて」
後ろ手に隠し持っていた果物ナイフが私めがけて襲う。
切っ先が喉元へ…なんて、行くわけないでしょ。
ミンジ:「っ!!?」
A:「動きが見え見えすぎる、躱すのは簡単よ。ねぇ、もっと私を楽しませて??」
ミンジ:「チッ、、次は…!!!!!」
何て愚かなのだろう。
人間の急所ばかり狙っては簡単に殺せるはずはない。
もっと痛めつけて、最後に急所を一突き。
そんな簡単な事も考えられないんじゃ私を殺せない。
ましてや、人殺し相手になんかはね。
何度も一心不乱にミンジはナイフを振りかざす。
私はそれをギリギリのところで引き付け、躱す。
どんどん体力を消費していくのはミンジの方。
その姿が面白くて、笑いが堪えられない。
A:「あははっ、全然殺せないじゃない!!!!!(笑)」
ミンジ:「はぁ、っ、、、はぁっ、、、殺す、あんただけは、、、」
A:「どの口が言ってんだか。私は早く殺せって言ってんのよ。無駄口叩いてないで殺しなさいよ」
笑った後は真顔で言ってやった。
だって、飽きてきてしまったんだもの。
ろくな覚悟もなしに勝負を挑んでくるなんて筋違い。
……いっそ、私がこいつを殺してしまおうか。
なんて、この後の作戦が無駄になってしまうから行動には移せないんだけど。
一方でミンジは閃いたようでナイフを床に投げ捨て、近くにあった花瓶に手を掛けた。
まさか……。
ミンジ:「そうよ、あんたを殺すならこの手があった……父さんと同じ目に遭わないと、父さんが報われないもんね」
A:「……報われる前に、あんたも実の父親を殺した愚かな女と同じ罪を科されるのよ」
ミンジ:「黙れっッ!!!!!!!!!!!」
パリンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
A:「ッ……イカれてる」
またも躱すことが出来たが、躱したことで壁に当たった花瓶は弾けて私の頬を切る。
つうっと赤い雫が滴る感触がする。
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柘榴(プロフ) - 申し訳ございません、この章で終わる予定でしたがもう少し続きます(T_T) (7月28日 21時) (
レス) @page35 id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - みなみさん» ですがここまで長く続けて来られた作品ですので時間はかかりますが完結させたいと思っております、数ヶ月で治る病気ではありませんしいつになるともハッキリ申せませんが必死に治療して完成させたいと思いますので長い目でお待ち頂けたら嬉しい限りです。 (2023年1月17日 20時) (レス) id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - みなみさん» 初めまして、コメントありがとうございます!!更新につきましては私事ながら持病と精神疾患を患っており今現在執筆出来る状態ではないという返答になります……みなみ様の他にも心待ちにして下さる方が居られることを承知しておりながらもどかしくしております。 (2023年1月17日 20時) (レス) @page8 id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 続きが気になります！更新しますか？ (2023年1月1日 10時) (レス) @page8 id: 38bc2a156b (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - 赤福食べたいさん» コメント並びにお気遣い頂きありがとうございます!!体に無理のないよう、時間を見つけて執筆していきますので引き続き応援して頂けたら嬉しいです（^ω^ )♪ (2022年7月8日 20時) (レス) id: 5ec9e6be28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柘榴 | 作成日時：2022年7月1日 21時
