…猫.You ページ30
彼でもこんな顔をするんだ。
そう思った時には瞳に、正確には瞼にキスが落とされていて。
キョトンとした私をよそに、一瞬顔を赤らめたジュンさんが私の首筋に顔を埋めてくる。
これも、マーキング??
不思議ちゃんの彼の行動の意図が読めない。
A:「あの、ジュンさん…??」
JN:「マーキング中なの、こっち見ないで」
A:「そう言われても………」
少し下に見える彼の首筋はやはり赤い。
もしかしなくても、自分のした事に照れている。
天真爛漫で子供のような彼の事だから慣れない行為なのだろう。
私だってそうだ。
つられて顔が赤くなるのが分かる。
JN:「…好きだよ、Aちゃん」
呟くように言って首筋に、ウォヌさんに噛まれた噛み痕に擦り寄って。
時たまに柔らかい唇が触れる。
くすぐったい気持ち、何度も好きと言われるが未だに慣れない。
気持ちには応えられないけど受けいれるしかない。
気が済むまでしていい、でももう別れは近い。
そんな思いで彼のキスを受け入れる。
大きな猫、彼の言ったようまさに大きい猫のようだ。
自分のものだと言わんばかりに傷にキスを落とし、サラサラした髪が首筋をくすぐる。
…ジュンさんとの出会いはSEVENTEENの中でも一番思い出深いと言えるだろう。
警戒する私を最初から信頼してくれ、吐き気で倒れそうになった時には手を差し伸べてくれた。
『信用してくれてありがとう』と言われたときは涙が零れた。
私を抱き上げたあの体温も鮮明に覚えてる。
今もこうして触れ合うだけで心が安らぐ。
A:「ありがとうございます、ジュンさん…」
JN:「!!」
優しく頭を撫でてあげると顔を上げ至近距離に綺麗な顔が。
大きな瞳、特徴的な二つのほくろがある唇がにっこりと上がる。
JN:「もっと撫でて??♡」
A:「はいはい」
サラサラの髪から香るシャンプーの香り。
甘えるように抱き着かれた身体から感じる熱にドキドキしながらも、いつも通りのやりとりに緊張感から解放される。
ありがとうと言ったのは心からの感謝の気持ち。
その気持ちを込めて何度も頭を撫でてあげる。
JN:「僕ね、Aちゃんに頭撫でられるの大好き♡」
A:「そうですか…まぁ、悪い気はしませんね」
素直な貴方が羨ましい。
私を『家族』と言ってくれてありがとう、ジュンさん。
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柘榴(プロフ) - 申し訳ございません、この章で終わる予定でしたがもう少し続きます(T_T) (7月28日 21時) (
レス) @page35 id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - みなみさん» ですがここまで長く続けて来られた作品ですので時間はかかりますが完結させたいと思っております、数ヶ月で治る病気ではありませんしいつになるともハッキリ申せませんが必死に治療して完成させたいと思いますので長い目でお待ち頂けたら嬉しい限りです。 (2023年1月17日 20時) (レス) id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - みなみさん» 初めまして、コメントありがとうございます!!更新につきましては私事ながら持病と精神疾患を患っており今現在執筆出来る状態ではないという返答になります……みなみ様の他にも心待ちにして下さる方が居られることを承知しておりながらもどかしくしております。 (2023年1月17日 20時) (レス) @page8 id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 続きが気になります！更新しますか？ (2023年1月1日 10時) (レス) @page8 id: 38bc2a156b (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - 赤福食べたいさん» コメント並びにお気遣い頂きありがとうございます!!体に無理のないよう、時間を見つけて執筆していきますので引き続き応援して頂けたら嬉しいです（^ω^ )♪ (2022年7月8日 20時) (レス) id: 5ec9e6be28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柘榴 | 作成日時：2022年7月1日 21時
