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…ヤキモチ.MG ページ22

練習室を飛び出したAちゃんをボノナと追う。
腹が立って腹が立ってしょうがなかった。
シュアヒョンの言うようにずっと彼女を好きになっていた俺より先にキスをしたジョンハニヒョンに。
殴ってやりたいぐらい嫉妬した。
あの薄くて赤い唇を貪るのは俺だって決めてたのに、いとも簡単に口づけるなんて。
早く見つけて、俺の唇で消毒してあげたかった。

でも、それも叶わなくて。





A:「ん…っ…、、……っ」

VN:「………ごめんね、酷い事して。でも、もっと聞かせて」





先に彼女を見つけたボノナが彼女に口付けていた。
止めることも出来た。
でも、ボノナの陰から見えるAちゃんの快感に溺れる顔を見て咄嗟に陰に隠れてしまった自分がいる。
情けない…俺じゃない誰かにキスされて、気持ちよくなっている彼女をみて興奮するなんて。
身体中が焼けるように熱く、下半身にも自然と熱が集まる。
今このまま彼女の元へ行っても彼女を傷つけるだけだ。
だから、唇を噛んで快感に溺れる彼女の声と水音を聞くだけ。
何で、俺じゃないんだ。
見つけたのが俺だったら、もっと君を快感と恐怖から救えたのに。
これは、完全に嫉妬。
ヤキモチという感情だ。










_____________________________





VN:「皆心配してるよ、戻ろう」





あれからどれくらい時間が経ったのだろう。
口の中には血の味が広がっていた。
先程まで口づけ合っていた二人は姿を消していて、残ったのは痴態を晒す自分だけ。
とりあえず、トイレで欲を吐き出さなくては…。
そう立ち上がった時だった。





??:「チッ……どうして、私じゃないの…!!」

MG:「…!!」





慌てて陰に身体を隠した。
俺より手前の陰になる所にはきっとさっき2人がキスをしているのを見ていた人物がいた。
こっちは死角になっていて見えていない、そっと顔を覗かせその人物の確認する。
「どうして私じゃないの」。
そう呟いた人物の声には聴き覚えがあった。
でもその人物の顔は知らないもので。
とても整っていて綺麗なんだけど、憎悪に満ちていて醜くて。
バカな俺でも、あの人が誰かすぐに分かった。

そそくさとバレないよう足早にトイレに向かう途中スマホを取り出し電話を掛ける。





MG:「もしもし、スンチョリヒョン…パク・ソウンが近づいてきてる、Aちゃんを狙ってる!!」

…悪夢.SC→←…止めない.VN



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柘榴(プロフ) - 申し訳ございません、この章で終わる予定でしたがもう少し続きます(T_T) (7月28日 21時) (レス) @page35 id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - みなみさん» ですがここまで長く続けて来られた作品ですので時間はかかりますが完結させたいと思っております、数ヶ月で治る病気ではありませんしいつになるともハッキリ申せませんが必死に治療して完成させたいと思いますので長い目でお待ち頂けたら嬉しい限りです。 (2023年1月17日 20時) (レス) id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - みなみさん» 初めまして、コメントありがとうございます!!更新につきましては私事ながら持病と精神疾患を患っており今現在執筆出来る状態ではないという返答になります……みなみ様の他にも心待ちにして下さる方が居られることを承知しておりながらもどかしくしております。 (2023年1月17日 20時) (レス) @page8 id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 続きが気になります!更新しますか? (2023年1月1日 10時) (レス) @page8 id: 38bc2a156b (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - 赤福食べたいさん» コメント並びにお気遣い頂きありがとうございます!!体に無理のないよう、時間を見つけて執筆していきますので引き続き応援して頂けたら嬉しいです(^ω^ )♪ (2022年7月8日 20時) (レス) id: 5ec9e6be28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柘榴 | 作成日時:2022年7月1日 21時

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