…刺激.VN ページ19
目の前で愛しい人は俺以外の男に口付けられていた。
金縛りにあったとはこのことか…というかのように身体が動かなかった。
ただただ、卑猥な音を立てて口づけ合う二人を見つめるだけ。
終いには他の男もキスをしたいと誘う。
ふつふつと湧き上がるのは怒りか、欲望か。
平和主義だと思っていたがこの時ばかりは両者も負けを取らなかった。
A:「絶対に思い通りにならない……!!!貴方達とはそんなくだらない関係になるもんですかっ!!!」
声を震わせて彼女は練習室を出て行く。
閉じらた扉が大きくバンっと音を立てた。
SC:「ハニ……」
JH:「これもあいつのためだよ。そんな今にでも殴りかかろうとすんな」
SC:「だからって、Aさんは望んでないだろう!!!?これは、俺達のエゴだ!!!!!」
JH:「じゃあ指くわえて見てろよ、何もしないで消えていくあいつを」
SC:「お前っ!!!!」
ヒートアップする二人をメンバーが羽交い絞めにして止めるのを横目に、俺は一人思いにふけった。
『Aさんが消える』。
ジョンハニヒョンの言葉に間違わない。
いつかこんな日がくるんじゃないかって覚悟してた。
だからか、後悔だけはしたくなくて彼女が出て行った扉を同様にけたたましい音を立てて。
開き慣れもしない全力疾走で彼女を追う。
ちゃんと向き合って、好きだと言いたい。
愛してるって、初めての恋だって。
貴方じゃなきゃダメだって。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
VN:「Aさんっ!!!!!!」
酸素が欲しい。
息切れをしながら曲がった角に彼女はしゃがみこんでいた。
A:「来ないで……貴方も私をからかって」
VN:「ごめんね、その頼みは聞いてあげれない」
だって、大好きな貴方が泣いてるんだもん……。
壊さないように、優しく抱きしめる。
震えて、涙でメイクはぐちゃぐちゃなのに、愛しいが止まらない。
VN:「本気で、心から貴方を愛しています…お願い、泣かないで」
A:「っ、、ひど、い…あんなの、人の、前で…っ」
額、眉、瞼、頬、鼻。
たくさんの愛を降らす。
硬い親指で涙を拭ってあげると視線が合う。
心臓が大きく跳ねた。
VN:「ずっと、好きでした。貴方を、俺だけのものにしたい」
最後に大事にしていた、柔らかい唇に自分の唇を重ねた。
今この時だけでも、俺だけを見て。
今貴方にキスをしているのは他の誰でもなく俺だから。
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柘榴(プロフ) - 申し訳ございません、この章で終わる予定でしたがもう少し続きます(T_T) (7月28日 21時) (
レス) @page35 id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - みなみさん» ですがここまで長く続けて来られた作品ですので時間はかかりますが完結させたいと思っております、数ヶ月で治る病気ではありませんしいつになるともハッキリ申せませんが必死に治療して完成させたいと思いますので長い目でお待ち頂けたら嬉しい限りです。 (2023年1月17日 20時) (レス) id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - みなみさん» 初めまして、コメントありがとうございます!!更新につきましては私事ながら持病と精神疾患を患っており今現在執筆出来る状態ではないという返答になります……みなみ様の他にも心待ちにして下さる方が居られることを承知しておりながらもどかしくしております。 (2023年1月17日 20時) (レス) @page8 id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 続きが気になります！更新しますか？ (2023年1月1日 10時) (レス) @page8 id: 38bc2a156b (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - 赤福食べたいさん» コメント並びにお気遣い頂きありがとうございます!!体に無理のないよう、時間を見つけて執筆していきますので引き続き応援して頂けたら嬉しいです（^ω^ )♪ (2022年7月8日 20時) (レス) id: 5ec9e6be28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柘榴 | 作成日時：2022年7月1日 21時
