…映し.You ページ12
A;「酷い事言ったのは私の方でした……ごめんなさい」
シスター:「違う、私は貴方をミンジと比べて見ていたのっ、正義感が強くて、何を言われても自分を曲げない貴方をっ…!!!!」
貴方の言った通りですよ。
こんな事、本当にあるんですね。
自分でも信じられないです。
あんなに憎くて殺してやりたかったこの人を、同情している自分がいるなんて。
そして、少し嬉しいと思ってしまう事も。
私は涙の止まらないシスターを壊れ物を扱うように優しく抱きしめ、震える背中を撫でた。
A:「恨むのは止めましょう、お互いに。貴方はシスターではなく、今はもう、パク・ソウンさんだ」
静かな教会に響く鳴き声はシウォナに届かないだろう。
だから、その気持ちを私にぶつけてほしい。
そうして、憎しみも悲しみもなくした人間として話を、貴方としたい。
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一方その頃、外のシウォンは落ち着けず辺りを行ったり来たりを繰り返していた。
SW:(信じるとは言ったがやっぱり心配だ、今すぐ戻ろう!!…いいや、そんな事したらAに今度こそ嫌われるかもしれない!!どうすればいいんだ!!!?)
小石を蹴って、枝で地面にAの文字を書いて。
傍から見たら変人だ。
それでもAに嫌われたくない一心で教会の扉を開ける事は出来ずにいる。
SW:「弱虫だな、僕は……」
もうすぐ正午になる。
Aはいつ戻ってくるのだろうか。
渦巻く気持ちでシウォンは教会の扉に背を預けた。
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時を戻して。
A:「落ち着き、ました??」
ソウン:「えぇ、貴方のおかげでね。ありがとう」
A:「それは、良かったです……」
恥ずかしくて、顔が見れない。
ゆっくり抱きしめていた身体を離し、自分の席に戻る。
まだ、彼女の温もりが残っている。
思い映してはいけないのに、幸せだったあの頃の母を思い出す。
そして、最愛の父の事も。
ソウン:「…泣いてばかりでごめんなさい、話しましょう。折角貴方が許してくれたんだから」
ハッとして我に返る。
ここに来た目的を忘れるところだった。
彼女に話して、終わらせなくちゃいけないんだ。
これから訪れようとしている悲劇を。
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柘榴(プロフ) - 申し訳ございません、この章で終わる予定でしたがもう少し続きます(T_T) (7月28日 21時) (
レス) @page35 id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - みなみさん» ですがここまで長く続けて来られた作品ですので時間はかかりますが完結させたいと思っております、数ヶ月で治る病気ではありませんしいつになるともハッキリ申せませんが必死に治療して完成させたいと思いますので長い目でお待ち頂けたら嬉しい限りです。 (2023年1月17日 20時) (レス) id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - みなみさん» 初めまして、コメントありがとうございます!!更新につきましては私事ながら持病と精神疾患を患っており今現在執筆出来る状態ではないという返答になります……みなみ様の他にも心待ちにして下さる方が居られることを承知しておりながらもどかしくしております。 (2023年1月17日 20時) (レス) @page8 id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 続きが気になります！更新しますか？ (2023年1月1日 10時) (レス) @page8 id: 38bc2a156b (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - 赤福食べたいさん» コメント並びにお気遣い頂きありがとうございます!!体に無理のないよう、時間を見つけて執筆していきますので引き続き応援して頂けたら嬉しいです（^ω^ )♪ (2022年7月8日 20時) (レス) id: 5ec9e6be28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柘榴 | 作成日時：2022年7月1日 21時
