村山良樹の就職先は！

1.村山良樹、ボディガードやってます ページ2

SWORDのOが仕切るシマの一角で。

男「ね、今暇なんでしょ。俺らと遊ぼうよ」

A「いーやーだっ！」

男「そんな警戒しないでよ〜、ね？」

ある少女が数人の男達に絡まれていた。
少女ーーAはため息をついて、男達を気丈に睨んだ。

A「…あー、もう！良樹くんが来るの遅いからぁ…！」

男「良樹くんって彼氏？こんな可愛い娘待たせてるなんて…」

A「…はぁ、とりあえず、私、良樹くん待ってるんだから！邪魔しないで！あっち行って！」

男「えー、ちょっとくらい大丈夫でしょ？遊ぼうよ」

A「ちょ、放してよ！」

腕を掴まれて思わず声を荒げたその時。



村山「Aちゃーん、ゴメン、遅れたぁー」

だらしなくスーツを着こなし、額にはトレードマークの青いバンダナ。

A「良樹くん、遅い！」

男「なんだお前、彼女放っておいて今更登場かよ」

男達はせせら笑い、村山に殴りかかろうとした。

村山「んー？お前らここじゃ見かけねぇ顔だなぁ」

当然の如く村山はそれを避け、殴り返して男を沈める。

村山「SWORDの元頭、舐めんじゃねーぞ」

ニヤリと笑った村山。
あっという間に男達は地面に転がされて、余りの弱さにAまでもドン引きした。

A「よーしーきーくーん？ちゃんと時間通りに来てよー！」

村山「…ワリ(笑)」

笑顔で謝る村山。反省はきっとしていない。

村山「大丈夫、大丈夫。俺、負けねぇし」

A「そういう問題じゃないー！」

頬を膨らませたAの頭を村山はわしゃわしゃと撫でた。

村山「じゃー、行きますかー！」

A「もー！良樹くんってば！」

いたずらっ子のように駆け出す村山の後をAは追いかける。


頼りがいがあるのかないのか…


SWORDのO元トップ、村山良樹は可愛いAちゃんを守るため、今日もボディガード、頑張ってます！

2.将来の夢は→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す