アカウントを開設した日 ページ6
良く晴れた月曜日の午後。
Aは午前の仕事を終えてお昼を食べにお弁当を持って会社近くの公園に足を運んでいた。
ここは人が少なくて落ち着くAのお気に入りの場所のだ。
晴れていてお日様も暖かく、のんびりとした空気が公園を包んでいる。
小さな子供が遊ぶ声も聞こえて来て、何とも言えない心地良さが漂っていた。
朝に作ったお弁当を食べながら辺りの光景につい頬を緩ませてはその長閑な眺めにほっこりする。
また午後も頑張ろうと思える光景だ。
昼食を済ませて時計を確認すれば休憩時間は残り半分、後30分程ある。
もう少しのんびりしてから戻ろうと考えて空になったお弁当箱を隣に置くと、スマホを取り出してTwitterを開いた。
趣味として色んなアカウントを眺めたりする物は持っていたが、【みぃ】としての物は作っていなかった。
特に理由は無いのだが、何となく作らずにいた。
(そう言えば先週雑談配信した時に視聴者さんから作って欲しいって言われたなぁ…)
そう考えながらYouTubeを開くと、昨日上げたばかりの朗読のコメント欄にも幾つかそれを希望する声がある。
やはり配信や動画がいつかわかった方が嬉しい、と…そう言われてしまえば無碍にも出来ず今の空いた時間で作ろうと考える。手始めにそれ用のメールアドレスは、スマホの物にする事にした。大した物は来ないだろうけど、すぐに確認出来る方が有難い。
(後は…登録して、と…)
YouTubeで使っているアイコンと同じ物を設定し、名前を入力する。説明欄には主な活動を入れて…簡単だけどこれで完了。
早速昨日上げた動画へのリンクと共に呟く事にした。
アカウント作ってみました♪
https://youtube……【眠れない夜に】銀河鉄道の夜【朗読】#終
簡素だけれどこれだけを打ち込んでツイートしたところで、良い時間になっていたので会社に戻る事に。
(まあ大した反応は来ないだろうし、TwitterもYouTubeものんびりやってこうっと)
YouTubeの概要欄もTwitterのIDを載せて書き直そうかと思ったけれど、それは次の動画に載せる事にする。
どの道録音している物を今日編集して明日には上げるんだから焦る必要はない。
なんて考えながら会社に戻ると自身のデスクに戻る。スマホをサイレントにしてからスカートのポケットに入れれば、タイミング良く午後の始業時間となった。
(さて、残りも頑張りますか…！)
この次の日上げた動画を某ホラゲ王さんが見て、Twitterアカウントの存在を知ったとかなんとか。
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閑万(プロフ) - 翔乃さん» うわあぁ！コメントありがとうございます、翔乃様…！！まさかこの様な作品にこんなにも素敵なコメントを頂けるなんて思っておりませんでした。キュンキュンしたのすでの方です…！ありがとうございます、日々少しずつ書き溜めておりますので…お待ち頂けると幸いです… (2023年2月3日 23時) (
レス) id: 7197de9df7 (このIDを非表示/違反報告)
翔乃(プロフ) - リアルで起きていることではないはずなのに、なんだかとてもリアルさを感じる作風がとても好きです。小説の中のキヨくんに何度キュンキュンさせられたか！ お仕事されながらの両立は大変かもしれませんが気長に更新を楽しみに待っています！ 頑張ってください！ (2023年2月3日 17時) (レス) id: 859fd3194a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：閑万 | 作成日時：2023年1月4日 10時
