癒されました ページ18
キヨにマンションまで送ってもらって、やっと部屋に帰り着いたAはとりあえずさっとシャワーを浴びる事にする。
熱めのお湯で汗を洗い流すと一日の疲れも一緒に流れ落ちて行く気がするのだ。
とは言っても湯船に浸かる程の体力は残っておらず、シャワーだけになるのだが。
(はぁ…本当に間に合って良かったー…)
シャワーを浴びながら仕事の事を思い返して達成感と安堵感に包まれる。
こういうトラブルは殆ど無い。無いが故に発生してしまった時は一気に疲れてしまう。
今の会社に入って五年、新入社員はA以降入っていない小さな会社だ。
繁忙期に人手は足りなくて忙しくなるが、普段は皆和気あいあいとした良い雰囲気の職場で気に入っている。
なんて考えながら一通りの汚れを落とせばお風呂から出る。
お気に入りのパジャマに着替えてからさっきコンビニで買ったお酒の缶を手にすれば、携帯にLINEが届いているのが目に入った。
｢誰だろ、もう遅いのに……………キヨさん……え！？｣
キヨさんAちゃん、もう寝る?寝ないならちょっと通話良いかな?
そう送られた文字を見てその時間を確認する。もう10分前に送られて来ていたのがわかるとAは慌ててLINEの通話ボタンを押した。
そして通話ボタンを押してから思った。
(……わ、私今キヨさんに電話かけてる…！！！)
そう自覚してしまえば今すぐ切りたい衝動に駆られるも、そんな失礼な事は出来ない。
高鳴る胸の鼓動に気付かないフリをしつつキヨが出るのを待つものの、割とすぐに出てくれて低めの良い声が応答してくれる。
『あ、ごめんねAちゃん、こんな遅くに』
｢い、いえ！遅くなってごめんなさい、シャワー浴びてて…｣
『そうだったんだ、寝ちゃったのかと思ってた』
｢明日は休みなのでまだ起きてるつもりです、配信も出来なかったし…眠くなくて｣
『んじゃあさ、ちょっと喋ろう？Aちゃんdiscord使ってるよね？』
｢あ、はい。ゲームの配信する時に使ったりしてます｣
『じゃあLINEで送るから、入って来てくれる？そっちで話そう』
｢わかりました、すぐにパソコン立ちあげますね！｣
『よろしく、んじゃまた後で』
｢はい！｣
そんな嬉しいお誘いを快諾してから通話を切ると、すぐにキヨからLINEが送られて来た。
それを確認しつつパソコンの前に座ってdiscordを開き招待された部屋に入ると、キヨは既に居た。
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閑万(プロフ) - 翔乃さん» うわあぁ！コメントありがとうございます、翔乃様…！！まさかこの様な作品にこんなにも素敵なコメントを頂けるなんて思っておりませんでした。キュンキュンしたのすでの方です…！ありがとうございます、日々少しずつ書き溜めておりますので…お待ち頂けると幸いです… (2023年2月3日 23時) (
レス) id: 7197de9df7 (このIDを非表示/違反報告)
翔乃(プロフ) - リアルで起きていることではないはずなのに、なんだかとてもリアルさを感じる作風がとても好きです。小説の中のキヨくんに何度キュンキュンさせられたか！ お仕事されながらの両立は大変かもしれませんが気長に更新を楽しみに待っています！ 頑張ってください！ (2023年2月3日 17時) (レス) id: 859fd3194a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：閑万 | 作成日時：2023年1月4日 10時
