20.想い想われ、振り振られ ページ4
＿＿またある日の昼休み。
お昼ご飯を食べ終わった頃、米屋の名前が呼ばれた。
「米屋ー！隣のクラスの女子が呼んでる」
「「「女子」」」
「まじかよ槍バカ」
「お前モテるのかよ槍バカ」
「Aまで…」
苦笑いをして米屋は席を立った。
「出水」
「これはアレだな」
「やっぱ告白かな」
出水と米屋を見送ったあと、呼び出した女の子は可愛かったなぁと思い出す。
千佳ちゃんみたいに、大人しそうで、でも勇気のある子。
＿＿私とは違うタイプだなぁ…。
米屋は数分後、戻って来た。
「ただいまー」
「「おかえり〜」」
「米屋にもついに春が来たんだねぇ」
「…と、思うじゃん？
…断ったけど」
「えっ」
…嘘だろ！？あの米屋が…？
出水はそんな私をチラリと見てから、米屋にこう言った。
「…なんて断ったんだ？」
あ、気になるかも。ボーダーが忙しいから、とかだろうか。
「今は好きな人がいるから、望みがなくても頑張ってみたいんだ、って」
また、苦笑い。
米屋は最近、この表情をするのが多くなった気がする。
「…好きな人、いたんだ。米屋。」
「まーな」
「まあ頑張って……って、やばい、私防衛任務！
…ごめ、また明日ね！」
ガタン、と立ち上がって鞄を持つと駆け出す。
もっと米屋の恋バナ聞きたかった…！
「いってらー」
「…おい米屋」
「なんだよ出水。…まあ、言いたいことはなんとなくわかってるけどな」
「＿＿馬鹿。お前だよ、A」
＿私が少しでも気付けていたら。
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ジュリ - すいません間違えて2回おなじのを投稿しました！ (2017年8月30日 23時) (
レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - 雫さんは、甘いもの好きですか？ジュリちゃんは、甘いもの大好きです (2017年8月30日 23時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - 雫さんは、甘いもの好きですか？ジュリちゃんは、甘いもの大好きです！ (2017年8月30日 23時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2017年4月19日 9時
