5 ページ5
side：A
「A…？」
「アッッ…オジサン！！！！！！」
「おまえ、及川と付き合ってたのか…？」
やっばい、すっかりおじさんのこと忘れてた…！冷や汗を流すわたしにおじさんはにこりと笑いかけてきたので、わたしもにこりと笑い返した。
引きつっているの、ばれてないかな…？
そんなわたしの心配を知ってか知らずか、そのままおじさんは及川に視線を向けた。
「及川くん。昼休憩になったらわたしのところに来なさい。」
「エット…。」
「あら〜！及川くん可哀想〜！」
「Aもだ。」
「エ。」
絶対長くなるやつじゃんそれ！！身内に自分の付き合ってた話とか1番言いたくないんですけど！！！どんな拷問だよ！！！過去の話だからそっとしてくれよ！！！
なんて言えるわけがなく、わたしが言えた言葉は「ハイ、ヨロコンデ」その言葉を聞いて満足そうに頷いたおじさんに、ため息が及川と同時に出た。ふたりで落ち込んでいると、おじさんが2回手を叩いてみんなの意識を自分に向かせる。
「私情を挟んで申し訳ない。それじゃあ滝沢、後は頼んだ」
「は、はい、わかりました。それでは練習を始めたいと思います。最初は各高校で自主練をしてください。そのあと10時からローテンションで試合を始めます。以上です。有意義な合宿にしましょう。解散！」
わたしのせいでぐたついてしまった挨拶を締めくくると、各校の選手はわたしたちを見ながらも自分たちの場所へ戻っていった。
はあ、これが終わったら及川挟んでおじさんと話し合いとか無理すぎる…。はやく動いて、暫くの間でいいからこの事実を忘れたい…。よし！と無理やり自分に活を入れて、わたしのするべきことを思い出す。
わたしのするべきことは、選手たちのサポート。雑用。マネージャー業だ。わたしの居場所を見つけるべくあたりを見渡すと、学校ごとの違うのジャージを着ているマネージャーさんが集まっているところを見つけた。あそこに行けばいいのかなと行こうとすると、立ちはだかる3人の人影。それはよく知ってる3人だった。
「「「A先輩！！！」」」
「かきくトリオ！！！」
「かきく…なに？？？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1455人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しずくちゃん(プロフ) - 依月さん» 労いうれしいだいすきです……たくさん更新できるように頑張りますわわわわ (2020年8月21日 15時) (
レス) id: 4b5e49c97e (このIDを非表示/違反報告)
しずくちゃん(プロフ) - わーー！！らぶですいただきました！！ありがとうございます！！！がんばっちゃいますねわっしょい (2020年8月21日 15時) (レス) id: 4b5e49c97e (このIDを非表示/違反報告)
依月(プロフ) - 更新待ってました！お疲れ様です！ (2020年8月2日 22時) (レス) id: 13d2fd80b3 (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - おもしろいです！これからも楽しみにしてます、、！頑張ってください！！！らぶです！！！！！！ (2020年7月26日 2時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
しずくちゃん(プロフ) - さむつむさん» はあああ大好きいただきましたかわいい…… (2020年7月24日 16時) (レス) id: 4b5e49c97e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しずくちゃん | 作成日時：2019年3月23日 23時
