甘味の罠/エミヤ(弓) ページ3
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『うん、今日も美味しい』
「それは何よりだ、マスター」
あの秋刀魚事変()から数日後。
割と初めの方に来たアンリと同じくらいに絆レベルが上がったエミヤのご飯は今日も美味しい。
(※我がカルデアは大体のパーティーがアーツ編成なのだ!)
視界の隅では騎士王が山盛りチャーハンを前に目をキラキラさせている……ん?あれは槍の方か…!(失礼)
「……マスターもあれが欲しいのか?」
『え?』
ちょっとだけ引き気味に問われる。
どうやら私は槍アルトリアの方をガン見していたらしい。無意識って怖い。
『あ、違うよ。やっぱりアルトリアはよく食べるなぁと思って』
「そうだな。美味そうに食べるから作りがいがある」
もちろんマスターもだが、と若干口角を上げた流し目で言われるものだから少し赤面してしまった。……やっぱ無意識って怖い。
「さて、食後にプリンを作ったのだがいるかね?」
『食べる』
「即答か」
マスターは色気より食い気だな、なんてくつくつと笑うエミヤに少しだけむくれる。
悪かったね、貴方のマスター(私)が色気たっぷりなお姉さんとかじゃなくて(違う)
暫くしてコトリと置かれた器には、○ッチン○リン顔負けのフォルムの……牛乳プリンだった。
『珍しいね、牛乳プリンなんて』
「……偶々ミルクがどっさり貰えたものでな」
ミルクって言ったぞこいつ。
……てかその前の空白が怖いんだがそのミルク出処はどこだ?聞かない方がいいか……
『まぁ…毎度毎度よくこんなに綺麗に作るもんだね』
「些かジジ臭い褒め言葉だな」
『この皮肉屋』
と、こんなやり取りをしつつも手は素直にプリンに伸びる。
スプーンを貰って一口。
控えめな甘さが好みのどストライクだ。
『くそぅ好みのど真ん中にぶち当てやがって文句言えねぇじゃねーか』
「これまでに文句を言われた覚えもないがね」
『……だって美味いし』
それだけ零して黙々とプリンを咀嚼する。
たったの数秒で無くなってしまった……少し口寂しい。
まだあるのかとエミヤに問えば、こう返ってきた(但しとんでもなく巨大な地雷付きで)。
「まだあるが……
……マスター、最近少し太ったか?」
……こいつぜってーレアプリズムにしてやる
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エミヤには一度(クー共々)デリカシーというものを学んで来て頂きたい(自覚ありだったら陳宮の刑←)
……今度はそれかい/SN(HA・HF)組 ※若干逆ハー寄り?!注意!!→←視覚情報に頼り過ぎるな/術ギル
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友無 雫(プロフ) - カオスちゃんさん» 面白い、と思って頂けたならよかったです!今後とも…かなり気まぐれな更新ですが、よろしくお願いします! (2020年4月17日 19時) (レス) id: fc0937a2fb (このIDを非表示/違反報告)
カオスちゃん - すいません!せっかく書いてくれてたのに、、、とても面白かったです! (2020年4月7日 12時) (レス) id: 0590ce9a8b (このIDを非表示/違反報告)
友無 雫(プロフ) - カオスちゃんさん» 大丈夫ですよー!コメントを頂けたという事は読んで頂けているということですよね!?嬉しいです!ありがとうございます! (2019年11月26日 20時) (レス) id: 174ed3b59a (このIDを非表示/違反報告)
カオスちゃん - すいません操作ミスです!(>_<)ごめんなさい! (2019年11月26日 11時) (レス) id: 0590ce9a8b (このIDを非表示/違反報告)
カオスちゃん - リクエストでマーリンとドクターで取り合いお願いします(^人^;) (2019年11月26日 11時) (レス) id: 0590ce9a8b (このIDを非表示/違反報告)
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