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旅行の時間 16限目 ページ7

旅館に帰ってきてからは、カルマくんを除いた班メンバーで神崎さんのゲームをやる姿を見ていた。

杉「うおぉ、どーやって避けてるのかまるでわからん!!」
神「恥ずかしいな、なんだか」
神崎さんはそう言いながら、ゲームの手を止めなかった。
杉「おしとやかに微笑みながら、手つきはプロだ!」
うん、さっきから見てたけど、ほんと、どんな避け方してんだ。
俺は、このゲームはそこまでだったから、こんなにできんよ。うん。
奥「すごい、意外です。神崎さんがこんなにゲームできるなんて。」
神「…黙ってたの、遊びができても進学校(うち)じゃ、白い目で見られるだけだし。でも、周りの目を気にし過ぎてたのかも。服も趣味も肩書きも、逃げたり、流されたりして身につけてたから、自信がなかった。でも、殺せんせーと暁くんに言われて気づいたの。大切なのは自分が前を向いて頑張ることだって。だから、本当にありがとう、暁くん。」
そう言いながら、神崎さんはこちらを向いた。
…え、こっち向いてる!?
『う、うん。それは、いいんだけど、前に集中しないで大丈夫?』
その直後にドーンという音がしてゲームオーバーという文字が出て、ゲームはお開きとなった。

その後、男子組は岡島くんと合流して、歩いていると男性の浴室を覗こうとする中村さんと、不破さんと遭遇。殺せんせーの裸を覗こうとするも逃走され、虚しい覗きとなったのはここだけの話。そのあと、ちょっと談笑して3人とも仲良くなった。
特に不破さんとは漫画の話で盛り上がり、俺は、不破さんのことを師匠と呼ぶことにした。

男子部屋に戻ると女子の気になる女の子ランキングというものをやっていた。
一位は神崎さんらしい。
俺が誰に投票したのかはご想像にお任せするよ。(自分の好きなキャラクターに投票したと思ってください。)

まぁ、そのランキング結果を殺せんせーに盗み見られ、女子の方でも何やらあったらしく、結局旅館の中で暗殺が始まったのはいうまでもない。

そんなこんなで、俺らの暗殺修学旅行は幕を閉じたのだった。

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作者名:シズク | 作成日時:2020年5月17日 20時

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