A組からの転級生 Part2 (ページ4)

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旅行の時間 13限目ページ4

神崎side
高校生「俺らと仲間になりゃいいんだよ」
茅野ちゃんと、肩書きの話をしていると、高校生が割り込んできた。
高校生「俺らも肩書きとかﾀﾋねって主義でさ。エリートぶってるやつを台無しにしてさ。なんつーか、自然体に戻してやる？みたいな。俺らそういう遊び沢山してきたからさ」ﾆﾔ
高校生の言っていることは、間違っている。間違っているのに.......何も言えない.......。
茅「最低」ﾎﾞｿｯ
茅野ちゃんがﾎﾞｿｯと言うと、高校生は茅野ちゃんの首を絞めていた。
何も出来ない自分に嫌気がさす。
私がしたかったことって、なんだったんだろう.......。
そんなことを考えていると、外から足音が聞こえてきた。
高校生「うちの撮影スタッフがご到着だぜ」
入ってきたのは顔がボコボコの不良？だった。
その後ろには、見慣れた制服と見慣れた顔ぶれがあった。
？「修学旅行の栞、1243ページ、班員が何者かに拉致られた時の対処法。犯人の手がかりがない場合、まず、会話の内容や訛りなどから、地元民かそうでないかを判断しましょう。地元民ではなく、さらに学生服を着ていた場合、1244ページ。考えられるのは、相手も修学旅行生で、旅先でオイタをする輩です」
渚くん.......！みんな.......！
来てくれたんだ！
暁くんの手には私が茂みに残したノートがある。
見つけてくれたんだ.......。

徹side
茅「皆！！」
みんなで、倉庫に乗り込み、渚くんが修学旅行の栞を持ちながら、読んでいる。
カルマくんに至っては、見張りの人殴っちゃったし.......。そのおかげで、彼の顔面ボコボコだよ.......。
高校生「なっ、てめぇら、なんでここがわかった.......！？」
渚「土地勘のないその手の輩は、拉致した後、遠くへは逃げない。近場で人目のつかない場所を探すでしょう。その場合は付録の134ページへ。先生がマッハ20で下見した、拉致実行犯潜伏マップが役に立つでしょう。それと、あとはこの中から、勘できました。」
渚くん？勘のところは、答えなくていいと思うよ？
まぁ、みんなが栞で盛り上がっていて、高校生がそんな栞ねぇよ！とでも、突っ込んでいるのが目に見てわかる。
赤「.......で、どーすんの？お兄さん等。これだけのことをしてくれたんだ。あんたらの修学旅行はこのあと全部、入院だよ。」ｲﾗｯ

『さっき言ってたこと、本気だったの！？』
赤「当たり前」
ほんとに病院送りにするつもりだったんだ.......