意識の時間 2限目 ページ31
渚side
昨日の集会が終わった時だってそうだ。
僕は彼に話しかけられても、上手く受け答えができず、空返事になってしまった。
杉野からは、良い奴だよって話は聞く。
でも、やっぱり意識っていうのはそう簡単には変えられない。
僕はそう思っていた。
でも、中の様子を見て、いや、中で聞き覚えがあるでだろう声を聞いて、彼は、動揺していた。
彼は、無言になってしまった。
どうしよう、気まずい。
そう思い中を覗くと理事長は殺せんせーに知恵の輪を渡し、
理「1秒で解いてください」
と言っていた。
案の定触手が絡まっていた。
正直、なんてざまだ！って思ってしまった。
直後、理事長先生が出てこようとしていた。
僕は、徹くんの腕をうかみ、扉の前から壁の方へ移動させた。扉の隣に僕と徹くんが並ぶような感じになって。
そして、出てきた理事長は、僕達に
理「やぁ、中間テスト期待しているよ。頑張りなさい。」
と、そういい、帰っていった。
とてもかわいた、頑張りなさいは、
僕達を暗殺者からエンドのＥ組へと引き戻した。
『やっぱり俺は、あの人が苦手だ。あの人の今の言葉、1ミリたりともそんなこと思ってない。』
隣にいた徹くんが、喋りだした。
潮「だ、大丈夫？動揺してたけど」
『あ、あぁ。あの人が、俺が原因で害を及ぼすかもって思っちゃって.......。そう思ったら、俺ってここに来てよかったのかなって.......。迷惑かけるくらいなら、俺は、このクラスにくるべきではなかった.......』
この人は.......徹くんは.......
潮「それは違うと思うよ。徹くん。君がここに来たから、理事長は動いたんじゃないと思う。多分、初めから、理事長先生はここに来たと思うよ。」
『それってどういう.......？』
怖いと思っていた。彼は、どこか僕らと違うと.......。
同じ人間なのかと.......。
でも、それは違っていた。彼も僕らと同じ人間なんだ。なぜ、そう思ってたのか不思議なくらい、今はモヤモヤがない。
潮「そろそろ帰ろっか？一緒に帰ろ？」
少しずつ変わっていこう。小さいことからでいい。彼に対する意識を変えていかなきゃ。そう思った。
徹side
潮「そろそろ帰ろっか？一緒に帰ろ？」
その言葉に俺は驚いた。渚くんは俺の事を避けていたはず。なのに.......
『いいよ.......。けど、どうゆう風の吹き回し？』
俺は、気になってしまった。渚くんは歩き出してたので、俺はついて行った。
潮「最初は...」
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シズク(プロフ) - カナタさん» ご指摘、ありがとうございます。訂正完了しました。応援ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年5月7日 18時) (
レス) id: fc94a9521c (このIDを非表示/違反報告)
カナタ - 集会の時間のとこの最後E組じゃなくてA組になってます。コロナ大変ですけど更新頑張ってください！！ (2020年5月7日 16時) (レス) id: bcb2c7d828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シズク | 作成日時：2020年5月1日 4時
