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「そうじゃなくて！！」
「脱いでください！！！二階堂さんの服、返して！！」
珍しく声を荒らげた沙和に、流石の尾野さんもびっくりしたのか「大人しいかと思ってたけど……大きな声、出せるんだ…」と目を見開いていた。
『……とにかく一旦、出て…忍は病院へ…』
そう言い出ていこうとすると、ふらついた拍子に掴んだ棚にあった缶が落ちてその蓋が外れて小物が床にバラバラに散らばった。
それを尾野さんは珍しく慌てて、凄まじい速さで拾い始めた。
『ボタン……？』
私は、1人でそれを見つめて停止していると沙和に手を掴まれてその場から逃げるように出ていった。
部屋に戻った私は、急いで尾野さんから貰ったお守りを開けてみた。
そこには
『やっぱり…………』
…そこには、女性用の髪飾りや指輪ネックレス、イヤリングなどが入っていた。
ジャラジャラと音がしたのはそういう事か…。
『…』
私は、気味悪く思いつつも、何かの証拠になるかもしれないと思い小さめサイズの袋に小物を入れ、お守りの袋は机の上に置いておいた。
私は、紅茶ではなく暖かいお茶が飲みたいな〜と思いキッチンへ向かい、お湯を沸かすためにポットの中に水を入れると、机の上に置いたスマホの通知音が鳴った。
私は『もしかしたら』とウキウキでスマホを見るとそこには"神谷"と言う名前からのメッセージが来ていた。
神谷こんにちは
Aこんにちは!
神谷昼ごはんってもう食べましたか?
『…あ、昼ごはん！』
何か忘れてたなぁ…と思えば昼ごはんだった、
Aいえ、食べるの忘れてました笑
神谷それなら、一緒に食べに行きませんか?
『…うわぁぁあ……』
1人でスマホの前で赤面する。
話を聞いたところ今日は、午前中で終わりなんだそう。
私はドキドキしながら、返事を入力し始めた。
Aいいですよ!
Aどこで待ち合わせますか?
可能な限り合わせるのが私のモットー、なんて1人でドヤっていると予想の斜め上の返事が来た。
神谷迎えに行きます
…逆に、合わせられたようだ。
やっぱり将人さんには勝てないなぁ、なんて思いながら、スマホの画面の文字を何度も読み返しながらドキドキしつつも『大丈夫です！』と打ち込む。
でも、やっぱり将人さんに押されて勝てなかった私だった。
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雫(プロフ) - うみさん» コメントありがとうございます！ 更新する度に楽しく読んで下さりありがとうございます！更新ができない時もありますが、最後までよろしくお願いします！ (2019年9月19日 18時) (
レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - 更新される度に楽しく読ませてもらってます！これからもムリせず更新頑張ってください！ (2019年9月16日 20時) (レス) id: 916f75cb10 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「空いてますよ」ではなく、「開いてますよ」です。 (2019年9月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 無さん» コメントありがとうございます！この小説を好きと言って貰えて嬉しいです！更新、頑張ります！ (2019年8月31日 7時) (レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
無 - こんにちわ！この小説好きです！更新待ってますね！ (2019年8月30日 22時) (レス) id: 06b55d11a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2019年8月22日 22時
