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「そう言えば、Aちゃんも二階堂さんと同じように鼻がいいんだね」

『ん〜…うん、そうかもね』

「あれ?そんなに嬉しくないの?」


私は、『どうだろ〜』と、全ての野菜と肉を入れ終わり手を洗いながら答える。


『どうしても誰が居たかとかが分かっちゃうから…なんて言うんだろ…知りたくないことも知っちゃうって言うか…』

「へ〜…きっと、私たち凡人の私達にはわからない世界の話だね」


野菜を混ぜながら言う沙和ちゃんに『そうかもね』と笑った。
そんな様子を、忍と翔太さんに見られている。
何となく視線に耐えきれなくなって、その方へと向く。


『さっきから何見てるんですか〜』

「いや〜、黒島ちゃんとくるみちゃんがやっと打ち解けたなぁって」


翔太さんがノリノリで答えたところで、ちょうどよく具材が焼けたため火を止めて水を入れてまた火をつける。


『ふふ、仲良くなりたかったんで。ね〜?沙和ちゃん』

「ふふ、ですね」


仲良く笑いあって、料理に戻るとさっきよりも沢山沙和ちゃんが話してくれた。








「んー!これ美味しいよ!」

『ふふ、良かったです…丁度、お見舞いで貰ったかぼちゃもあったんで』

「お見舞いでかぼちゃって…ふふ、何それ」


そう笑う沙和ちゃんに『確かに…』と笑うと、翔太さんと珍しく忍も笑っていてみんなで笑い合いながらカレーをまた口に含む。


「くるみちゃんがいると、なんか場が和むね…なんか…こう、暗い話をさせない空気っていうか」

「確かに、いつも事件の話ですもんね」

『それなら良かったです』



私は笑って少し溶けてカレーのルーが染み込んだかぼちゃを口にする。
神谷さんは何食べてるんだろうか。

…あれ?いま何考えた…?

サラッと、脳内に入ってきた見覚えのあるスーツを着こなした男性を思い浮かべた。

ぼーっとしていると、翔太さんが私の目の前に手をひらひらとさせていた。


「もう、聞いてた?」

『あ、すみません…もう一回だけ!』

「もう一回だけだよ?もう…今度ね祭りがこの近くであるんだけど、くるみちゃんも来ない?」


ちなみにオーガニックトウモロコシをマンションの人達は出しているらしい。


『オーガニック食べたいです!!』

「それが目的の人見たことないけど……決定だね!」



決まり!と笑う翔太さんに私はいぇーい!とハイタッチした。

私の体質では、いいことが起こったら悪いことが起こる。この体質は未だ健在ということが数日後判明した。

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(プロフ) - うみさん» コメントありがとうございます! 更新する度に楽しく読んで下さりありがとうございます!更新ができない時もありますが、最後までよろしくお願いします! (2019年9月19日 18時) (レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - 更新される度に楽しく読ませてもらってます!これからもムリせず更新頑張ってください! (2019年9月16日 20時) (レス) id: 916f75cb10 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「空いてますよ」ではなく、「開いてますよ」です。 (2019年9月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 無さん» コメントありがとうございます!この小説を好きと言って貰えて嬉しいです!更新、頑張ります! (2019年8月31日 7時) (レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
- こんにちわ!この小説好きです!更新待ってますね! (2019年8月30日 22時) (レス) id: 06b55d11a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年8月22日 22時

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