.3年後の続き ページ31
甲斐side
病院室でAは、先生が亡くなった後にあとを追うように息を引き取った。
甲｢ほんと、俺が邪魔する隙間もなかったよな。｣
諏｢確かに。
あの時私もAと行動しようと思ってたんだけどいっつも準備室に行ってたからね。｣
そう話していると横から茅野がひょっこりと顔を出してくる。
茅｢えっ、甲斐くんってAのこと好きだったの？？？｣
そんな茅野に宇佐美が笑いながら
宇｢え、コイツ好き好きオーラ全開だったけどね。｣
水｢ねー、瓦礫の穴が空いた時もAを先に行かせたし、色々 手助けしてたし。｣
そう、俺の行動をクラスで話し合ってるのを見て俺はびっくりした。
甲｢え、俺バレてた？？｣
すると、茅野以外は全員深く頷いた。
甲｢まじかー…。｣
そう笑う俺に堀部が思い出した話を言ってきた。
堀｢なんか、先生が｢甲斐は、Aのことが好きなのか？｣とか頻繁に聞いてきてたりしたよ。｣
魚｢先生もなんとなーくAの事好きですオーラ放ってたよね。｣
西｢まぁ、結果2人とも結ばれたんだけどな。｣
ほんと腹立つぐらい幸せそうだったよねー。
そうクラスと笑いあってると教室の窓からふわりと風が吹いてきた。
みんなが、それをみてふんわりと笑う。
茅｢先生とA、澪奈も今ここにいるのかなぁ…。｣
兵｢いたとしても、ここでラブラブしてるんじゃないか？｣
宇｢もう、授業どころじゃないよね。｣
宇｢まって、澪奈が取り残されてすごい可哀想なんだけど。｣
諏｢澪奈だったら、笑いながらその光景、見てるんじゃないかな？｣
そうまた、盛り上がってるクラスに聞こえないように写真に向かって話す。
甲｢A…Aと過ごした日々を俺は忘れない。ありがとな、俺の世界に色を付けてくれて。｣
俺がAに触れたのは瓦礫の時と、ぶっきーを助ける時だった。
先生、あの十日間は俺にとって青春でした。
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雫(プロフ) - 15猫さん» 何度も読み返していただけてるとは...！ありがとうございます。これからも愛読して下さると嬉しいです。 (2021年4月5日 15時) (
レス) id: 443525fccc (このIDを非表示/違反報告)
15猫(プロフ) - 素敵な作品で感動しました！何度も読み返してます！ (2021年4月2日 23時) (レス) id: 6f86e31a74 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - ソーセージさん» こちらこそ、素敵な感想ありがとうございます！落ち着かない世の中ですが、体調に気を付けてお過ごしください！ (2020年4月5日 15時) (レス) id: 443525fccc (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 蒼炎さん» 返信、かなり遅れてすみません！私の作品を読んでいただきありがとうございます！面白いという言葉、とても嬉しい限りです！これからも、最高の作品を作るのでよろしくお願いします！！ (2020年4月5日 15時) (レス) id: 443525fccc (このIDを非表示/違反報告)
ソーセージ(プロフ) - すっごく面白かったし、感動しました！！！こんなに素敵な作品をありがとうございますっ！ (2020年4月5日 15時) (レス) id: 711a78eb36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2019年3月18日 22時
