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貴方side
私は、カバンを取って帰ろうとすると
後ろからみんながやってきた。
石「何ひとりで帰ろうとしてるんだよー!」
諏「A〜一緒に帰ろうよ〜。」
魚「わざわざお迎え断ったんだからね!!」
そう手招きされて、私はみんなの元へと入っていった。
甲「おい、表から出たら…」
そう言われ、門の前をちらっと見ると
前にはマスコミが沢山いてカメラやマイクなどが、ズラーっと並んであった。
貴「みんな…裏から出よう。」
そう言うとみんな私の後に続いて裏へとこっそり出る。
あいにくマスコミは予想外だったらしく誰もいない。
私はみんなに笑顔で
貴「みんな、また会おうね!!」
「「「「おう!!/当たり前でしょ。」」」」
そう言い合ってみんな、分かれ道になった。
その時に、学校に向かって次々とお時期をする。
私も深く頭を下げて笑い合いながら帰った。
甲「A、元気でいろよ。」
貴「当たり前でしょ!!」
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あれから数ヶ月後、私は柊先生と最後の面会をしていた。
柊「A…、あれから皆はどうだ??」
貴「みんな、それぞれの道に進んでるよ。」
最後の面会だと思うと嬉しくなる。
貴「良かったね、釈放で。」
柊「あぁ、本当だよ。
…どこへ帰ろうか。」
私は先生に笑いかけた。
貴「本当は分かってるくせに。」
柊「はは、どうだかな。」
「そろそろ、時間です。」
そう告げられた私達は名残惜しそうに見つめ合う。
貴「じゃあ、また明日。」
そう言うと、先生も笑顔で手を振って出ていく。
みんなにも告げようと提案をしたが、先生は
みんなの邪魔になってしまうかもしれないから1ヶ月後ぐらいに言ってくれ。
そう言われた。
私もそれに頷くだけだった。
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雫(プロフ) - 15猫さん» 何度も読み返していただけてるとは...!ありがとうございます。これからも愛読して下さると嬉しいです。 (2021年4月5日 15時) (レス) id: 443525fccc (このIDを非表示/違反報告)
15猫(プロフ) - 素敵な作品で感動しました!何度も読み返してます! (2021年4月2日 23時) (レス) id: 6f86e31a74 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - ソーセージさん» こちらこそ、素敵な感想ありがとうございます!落ち着かない世の中ですが、体調に気を付けてお過ごしください! (2020年4月5日 15時) (レス) id: 443525fccc (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 蒼炎さん» 返信、かなり遅れてすみません!私の作品を読んでいただきありがとうございます!面白いという言葉、とても嬉しい限りです!これからも、最高の作品を作るのでよろしくお願いします!! (2020年4月5日 15時) (レス) id: 443525fccc (このIDを非表示/違反報告)
ソーセージ(プロフ) - すっごく面白かったし、感動しました!!!こんなに素敵な作品をありがとうございますっ! (2020年4月5日 15時) (レス) id: 711a78eb36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雫 | 作成日時:2019年3月18日 22時