先生、同じだね２ 【3年A組】

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貴方side


私は、先生の映っているライブ中継の画面を見つめる。



立｢これが終わったら先生どうするんだろう。｣

真｢…自首するんじゃないのか？｣





先生が…死んじゃう…！！！！


もうそれしか、頭になかった。



貴｢先生が…！死ぬかもしれない！！｣


周りのみんなはどういうこと？と聞いてくる。



貴｢先生が…前に見たらしいの…！！！
授業を完結する時に、自分は飛び降りる夢を見た。って。｣

その言葉でみんなは焦って私に続いて走る。



貴｢あ…瓦礫が…。｣

私はどうしよう。

と焦っていたら隼人が私の目線に合わせて笑いかけてきた。


甲｢1人で抱え込んでんじゃねーよ。
な？お前ら！一緒にやってくれるよな！｣

宇｢当たり前でしょ！｣

茅｢Aのためだし！｣

諏｢みんなのためでもあるしね！｣



周りも当たり前だろ！と言って次々と連携プレーをして行く。


貴｢みんな…！！｣


甲｢…ほら、やるぞ！｣


貴｢うん！｣


私は、隼人に手を引かれて1番前に行かせてくれた。


茅｢A！頑張ろう！｣



私も笑顔で


貴｢うん！頑張ろう！！！｣

と、返した。




しばらくすると、向こうに人がいるのが見えた。



貴｢あっ…郡司…？さんですか！！｣


みんなが、誰かいるのか？？と聞いて覗き込んでくる。



郡｢いるよ。
瀬ヶ山署のしがない刑事だがな。
柊のとこへ行きたいんだろ ? 俺も手伝うよ。｣

貴｢！！ありがとうございます！｣


みんなで喜んでいると、スピーカーから放送が聞こえてきた。


柊[SNS MIND VOICE の皆さん、柊一颯です。

昨日説明した通りこのライブ中継を使って

俺が何故立てこもったのか、全てを打ち明けます 。]


きっとコメントには心無い言葉が書き込まれるに違いない。


貴｢…。｣


柊[…叩く準備か …

いいだろう、じゃあプレイボールてことで

まずはこの動画をどうぞ。]


先生は、フェイク動画を作った時の動画を流しはじめた。

澪奈役の女の子にお礼を言っている所まで、全てを流した。


すると、ネットには疑問の声がたくさん上がっていた。


柊[この動画は俺が作ったフェイク動画だ 。
景山澪奈との自 殺とはなんの関係もない。]


みんな混乱していて、先生を貶すコメントがどんどんと打ち込まれて言ってコメントが表示されては消えてを繰り返していた。


柊[はは！！！混乱してるね〜!!!
でも貶すことは忘れない。

これだよこれ!!!

これが俺の立てこもった最大の理由だよ！]

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