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貴方side
そのあとミコト達から連絡が来て
体育館で血がたくさん滲んだマットが見つかったらしい。
警察が駆けつけたあと
刑事が先生に事情を聞いていた｡
校｢白井の携帯から､逆探知出来ないんですか?｣
警｢それがアプリ電話というもので...｣
久部くんが､配信のサーバーのアクセスポイントからの
位置断定ができるんじゃ…と聞くと
“少年課だから どうしようもない”と断られてしまう｡
三｢少年課!?
通報時には“殺人”とお伝えしました｡｣
ミコトがそれに口を出す。
警｢ネットのイタズラを本気にしてたら､警察はパンクですよ｡｣
貴｢備品倉庫のマットには 2L近い血痕が残されていました｡｣
警｢その血が本物かどうかは...｣
三｢採取した血痕は､UDIラボでDNA鑑定中です｡｣
警｢結果が出るのは？｣
三｢...最短で3時間｣
貴｢クソっ…。今助けるからね…白井くん.....。」
ボソッと呟いた言葉は
この腐った空間に溶けて消えていった。
その後､配信しているSくんが
声に出して読んでいる本に読んだような覚えがあり
記憶を探っていると
すぐに配信の視聴者は3万人を超えて
ヒント...つまり背中の傷が公開された。
死後硬直により 服を切らないと背中が見えない｡
服を切るのに使われたのは､血に染まった凶器と思われるナイフだった｡
皮下出血と対応するように傷口が3箇所｡
秋｢酷い...｣
先生達は､傷口を見て やっと現実だと
認識したのか今さらそれっぽい顔をしてきた。
ん…???
周りが色々な推理をしている中、私は一点に視線を集中させた。
ミ｢皮膚全体が赤紫色に変色しています｡
これは“死斑”と言われる 死体現象の1種なんですが...
よく見ると青や黄色が混雑しています｡
これは...打撲の跡...｣
どうやら見たところは私と同じだったみたいだ。
しかも､亡くなった時に 揉み合って出来たものでは無く
日常的に暴力を受けていたことになる｡
先生達は心当たりがあるのか 無いのか
戸惑った表情を浮かべていた｡
貴｢やっぱりなぁ…。｣
子供に信頼される、希望を見せる職業
だけどその立場で子供を絶望させてしまうと取り返しのつかないことになる。
私はため息をついて、坂本さんに
お願いしたい内容と今から行く人を言って一方的に切っといた。
多分、もう中堂さんは坂本さんのところにいるだろう。
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雫(プロフ) - 明里香さん» すみません！ありがとうございます！ (2019年1月7日 18時) (
レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「久辺部」ではなく、「久部」です。 (2019年1月7日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2018年8月23日 17時
