切り開いても分からない。 ページ38
中堂side
朝、目を覚ませば横に清華がいた。
化粧をしてもしなくても変わらない顔は不思議なオーラがある。
貴「そんなにマジマジとみて、惚れたん?」
急に目をバッとあけこちらを向いて言ってくる。
中「なわけないだろ、ほら待っててやるから準備しろ。」
俺は清華のメイク、着替えが終わるのを待った。
貴「じゃ、行こか。」
そう言うと、清華は靴を履いて外に泊まっている車に入る。
中「お前、毎朝あんなメイクとかやってるのか。」
貴「当たり前よ。今どき小学生でもやってるんじゃないの?」
中「俺には全くわからん。」
そう言い、アクセルを踏み車を動かす。
貴「そう言えば、UDIに坂本と六郎が帰って来るんだって。」
中「そうか。」
貴「スナフキンとしてがんばろな。」
何言ってんだ。
そう言い笑い清華に問いかける。
中「お前、これからどうするんだ。」
貴「まだここにいるわよ。」
そういう彼女からは、進路を決める学生時代の清華がイメージできた。
彼女だけは切り開いても掴めない。
知ってしまえば息が止まる。
貴「今日もご遺体を、切り開きましょ。」
そう言い、いつもの様に解剖室へ入り
死体を見る。
中「どちらともご遺体は事故死か。」
貴「不自然な内出血が。」
Their journy will continue.━━━━━━
でも彼女は、切り開いて確認する。
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雫(プロフ) - 明里香さん» すみません!ありがとうございます! (2019年1月7日 18時) (レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「久辺部」ではなく、「久部」です。 (2019年1月7日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雫 | 作成日時:2018年8月23日 17時